自分のココロに気づくブログ

不安や悩みと向き合う切っ掛け

すべてをシンプルにする

誰もが時間に追われています。 それがうつ病が増えている主な原因だともいわれています。 アメリカの心理学者が大学院生の頃、学生のサポートをするバイトをしていて 学生たちが履歴書を書くのを6年間手伝ったそうです。 毎年毎年、学生の業績が、少なくとも…

困難から学ぶ

私たちの社会では「幸せでなければならない」という思いこみにとらわれていると 言われます。 その場しのぎの問題解決法や、苦痛のない人生のための自己啓発本が空前の 売れ行きをみせ、人々は感情的な苦痛を覚えるとすぐに精神科の薬を求めに 走ります。 そ…

思いやりの心をもつ

18世紀ドイツの哲学者イマヌエル・カントは 「道徳的価値のある行為は、義務感から行われるものである」 としています。 とすると、 「自らの利益のために何かを行うことは、道徳的な行為とはなりえない」 ということになります。 カントと同様に「自己犠牲…

意義を見いだす

マーバ・コリンズは1970年代初めにシカゴのスラム街で教師をしていました。 そこは犯罪と麻薬がはびこる、何の希望も見いだせない地域でした。 コリンズは近所の子どもたちのために、中学3年生から高校3年生が学ぶ学校を 創設しました。 生徒の多くは他の学…

仕事への考え方を変える

心理学者のミハイ・チクセントミハイとジュディス・ルフェーブルは 「仕事と遊びの最適体験」と題する論文で、人は仕事より遊びを好むとしています。 この結論はそれほど驚くようなものではありませんが、別の事実もわかりました。 それは私たちは遊びのほう…

運動をする

心と体の相互関係を取り扱う心身医療の分野では、心の健康は大いに運動と 関係するという研究が次々となされています。 たとえばデューク大学医学部のマイケル・バビャクらは、うつ病と診断された 患者の大半にとって、週3回、1回30分の運動を行うことは…

習慣化する

「変化する」ことは非常に難しいとする研究結果が数多くあります。 新しいやり方を学ぶ、新しい行動を取り入れる、あるいは古い習慣を変えるという ことはどれも大変なことです。 個人であれ、組織であれ、変化しようとするもののほとんどが失敗します。 ジ…

感謝する

心理学者のロバート・エモンズとマイケル・マッカローは、一連の研究の中で、 被験者を2つのグループに分け、1つのグループには 「ちょっとしたことでもいいので、毎日、感謝できることを5つ書いてもらう」 という実験をしました。 被験者は、感謝の対象…

お金を理解する

ノーベル経済学賞受賞者ダニエル・カーネマンは、ここ数年、研究対象を 「幸福」に移してきています。 カーネマンとその研究仲間は「富と幸福の間の関連性は低い」ということを 発見しました。 「サイエンス」誌に発表された研究結果は以下のとおりです。 「…

バランスをとる

ハーバード大学のポジティブ心理学教授であるタル・ベン・シャハーは言っています。 20代のころ、彼は情熱的な完璧主義者で、すべてをほしがり、そしてある程度は すべてを手にしていると思っていた。 長時間働き、人付き合いもほどほどにするといった生活(…

偉業を観察する

エレン・ランガー教授は学生を2グループに分け、偉大な業績を上げた科学者たち の知能について評価させるという実験を行いました。 最初のグループには、科学者たちがどうやって成功を達成したかについては 何の情報も与えませんでした。 学生たちは科学者た…

受け入れる

起こったことを何でも受け入れようと決めるとどうなるか、 想像してみてください。 たとえば、学年の終わりの成績表を気にかけることなく、いろんなことを学びながら 1年間の学校生活を送ることを考えてみてください。 結果的にどんな成績であったとしても、…

内なる声を聞く

まわりの声や意見は、自分が人生で本当は何をしたいのかを知る手助けと なることがあります。 それと同時に、そうした声や意見は自分の内なる声を聞く邪魔にもなります。 自分の使命、転職を知るのは簡単なことではありません。 それでもなお、最大限の幸せ…

「わからない」を受け入れる

私たちは「わからない」という状態を恐れます。 自分の人生はいまこれでいいのかと確証を求めたくなります。 「悪い知らせ」よりも「知らせがないこと」のほうが怖いのです。 はっきりした悪い診断より、あいまいな診断のほうが私たちを不安にさせます。 知…

本来の自分に戻る

心理療法士のブラッド・ブラントンは、著書の中で 「私たちはみんな大嘘つきだ。嘘をつくことによって私たちは疲れ果ててしまう」 と述べています。 精神を病んでいないかぎり、私たちのほとんどは嘘をつくことに大きなストレスを 感じます。 嘘発見器はその…

自分に優しくする

困難な経験に対処するためには、自己信頼感が重要であるとする多くの研究が あります。 しかし近年心理学者のマーク・R・レアリーらは とくに困難な時期においては、自己信頼感よりも 自分に対して思いやりの気持ちをもつほうが効果的であることを発見しまし…

期待をコントロールする

ジェームズ・C・コリンズは著書「ビジョナリーカンパニー2」の中で ジェームズ・ストックデール海軍中将の話を引用しています。 ストックデール海軍中将はベトナム戦争のときのアメリカ人捕虜で最も高い地位 にあった人物で、強じんな性格と不屈の精神で知ら…

悲しみに打ち勝つ

愛する人を亡くした後の辛さは表現できないほどのものです。 後に残された人たちは、誰もが、故人のいない人生など考えられないように 感じるでしょう。 しかしながら、一定期間を過ぎた後は、人によって大きく対応が変わってきます。 愛する人を失ったこと…

解釈を変える

認知療法の基本的前提は、 「人は出来事そのものに対して反応するというより、その出来事への自分の解釈に反応する」 というものです。 ある出来事をどう解釈するかによって、思考が生まれ、その思考によって感情が 生まれます。 たとえば 赤ちゃんを見て(…

パートナーシップを築く

カップルは、つきあい始めの時期や、ハネムーン、新婚時代など、関係が はじまったことには争いごとはあまりありません。 しかしつきあいが長くなればなるほど、ふたりの間に軋轢が生まれます。 たいていの人は、軋轢があるのはふたりの県警そのものに問題が…

いいところを探す

ある人たちが幸せになり得るすべての要素をもち、夢を実現して成功している 一方で、何度も不運や困難に直面し、惨めで人生を楽しむことができない人たち がいるのはなぜでしょうか。 この不思議な現象は、次のように説明することができます。 それは、幸福…

親切な行動をする

人の幸せに貢献している人は大きな恩恵を受けています。 親切な行動異常に「利己的」な行動はない、とも言われています。 日頃から親切な行動を心がけていれば、その報酬として、幸せという 「究極の通貨」をつねに得ることができます。 幸福は尽きることの…

長期的な関係をつくる

セラピストのデイヴィッド・シュナーチは、長期的な関係にはすべていつかは 「行き詰まり状態」が訪れるとしています。 これはカップルがいさかいにより身動きが取れず、解決の糸口を見出すことが 出来ない状態のことです。 ちょっとした言い争いではなく、…

一貫性をもつ

「現行一致」とは 「言ってることとやっていることに相違がない」ということです。 例えばそれは、政治家が選挙前にした公約を任期中に実行したり 私たちが友達とのランチの約束の時間を守ったりすることです。 政治家が何百人もの人に対して掲げた公約が重…

色々な心理学実験5

色々な心理学の実験を紹介する第五弾! 1.価格と価値の関係 被験者全員に同じワインを飲んでもらい感想を聞いた。 Aチーム 「これは45ドルのワインです」と伝える Bチーム 「これは5ドルのワインです」と伝える 【結果】 Aチームの方が評価が高かった。 実…

色々な心理学実験4

色々な心理学の実験を紹介する第四弾です! 1.人選の留意点 被験者たちを、グループで作業する人と、一人で作業する人に分けた。 グループで作業する人の内 Aチーム 半数の人に「グループか一人かはくじ引きで決めた」と伝えた Bチーム 残りの半数の人に「…

発想の転換3

1.記憶はすり替えられる 被験者にディズニーランドで セサミストリートなどありえないキャラクターと握手している 合成写真を見せたところ、 40%の被験者が自分もディズニーランドでそのキャラクターと 会ったことを思い出した。 つまり、 目の前の出来事…

発想の転換2

1.神頼みの効果 被験者にバスケットのシュートの確率とお祈りの関係を調べる実験に 協力してもらった。 Aチーム 目隠ししても高確率で入るよう練習した後でシュートさせた Bチーム 祈りの念じ方を詳しく伝えた後、Aチームのシュートが成功するよう祈らせた…

発想の転換1

1.問題点を引き出す方法 ある家電量販店で人気商品を購入するロールプレイをする。 この商品には問題点があり、どのように聞けば被験者である販売員は そのことを明かすかの実験を行った。 パターンA 仕掛け人が「この商品について説明してもらえますか?…

色々な心理学実験3

色々な心理学の実験を紹介する第三弾です。 1.やる気にさせる戦略 被験者に下記の説明をして、PCの画面に現れる小さな光の点を じっと見つめるという実験を行った。 Aチーム 集中力を高めるための実験です。航空管制官の訓練とほぼ同一です。 Bチーム こん…