自分のココロに気づくブログ

不安や悩みと向き合う切っ掛け

習慣化する

「変化する」ことは非常に難しいとする研究結果が数多くあります。

新しいやり方を学ぶ、新しい行動を取り入れる、あるいは古い習慣を変えるという

ことはどれも大変なことです。

 

個人であれ、組織であれ、変化しようとするもののほとんどが失敗します。

ジム・レーヤーとトニー・シュワルツは

「成功と幸せのための4つのエネルギー管理術」という本の中で、変化について

の興味深い考え方を提唱しています。

 

変化するために必要なのは、自制心を養うことではなく、習慣を取り入れることだ

というのです。

 

最初に何かを習慣化することは難しいのですが、習慣を続けることは比較的簡単です。

 

一流のスポーツ選手たちは、毎日決まった時間に競技場に行って、スポーツジムに

通い、ストレッチを行うことを習慣にしています。

 

私たちの大半は、日に最低2回は歯を磨くことを習慣にしています。

歯を磨くことは習慣なので、特別な自制心は必要ありません。

変化を起こすためには、それと同じことをしてみましょう。

 

レーヤーとシュワルツは

「習慣をつくるには、確固たる価値観に基づいて、決められた行動を、特手の時間

に行うことが必要である」

としています。

 

スポーツ選手にとっては一流であることは非常に価値があることなので、スポーツ選手

はトレーニングを習慣にします。

私たちにとって、清潔であることは非常に価値があることなので、歯磨きを習慣に

しているわけです。

 

幸福に価値をおき、さらに幸せになりたいと願うのであれば、その思いを中心に

習慣を作る必要があります。

 

ここで考えてみましょう。

これまで変えようとしてできなかったことは何ですか。

取り入れようとしてうまくいかなかった行動や決意は何ですか。

 

 

これをすればもっと幸せになれると思う2つの習慣を考えてください。

 

毎晩15分間の瞑想をする、毎週火曜日はパートナーと食事をつくる、朝起きて

最初に4回深呼吸をする、2日に1度は本当に好きな本を読む、毎週日曜日の

午後の2時間を趣味に費やすなど、いろいろ考えられます。

 

習慣にすることを決めたら、スケジュール帳にかいて実行してください。

新しい習慣をはじめるのは難しいかもしれません。

しかし1か月ぐらい続ければ、新しい習慣は歯を磨くのと同じくらい簡単なことに

なるでしょう。

 

1度に1つか2つの習慣を取り入れ、無意識にできるるようになるまでは、

新たな習慣を取り入れないでください。

トニー・シュワルツが述べているように

「野心的になりすぎて失敗するよりも、穏やかに変化し続けるほうが好ましい。

成功は、その事態がさらなる成功の源となる」のですから。