自分のココロに気づくブログ

不安や悩みと向き合う切っ掛け

会社の看板効果

 

お客さんや仕入先さんで

初めて電話した時とか

相手に聞き返されるのは

 

” 会社名 "

 

ぼくの名前が聞き返されることはめったにありません

 

それだけ

どこの会社の人間か?

というのが重要な証拠です

 

つまりビジネスにおける

あなたのアイデンティティーは

あなた自身ではなく

会社の方ということです

 

そんな慣習のあるビジネス界で

その会社の看板を外す(転職などで会社を辞める)

とどうなるのか

 

今回は転職8回のぼくの体験含めお話します

 

この記事を読むことで

あなたが今と未来を見直す切っ掛けになり

よりあなたらしい生き方のヒントを得ることができます

 

目次

 

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ASTemplatesによるPixabayからの画像

1.会社の看板効果

 

会社の看板効果を感じてますか?

 

普段会社勤めしてる中では

それほど感じることもないですかね

 

ざっと上げると

  1. 初めて会った人が会社名を聞いて安心する
  2. 自己紹介しやすい
  3. きちんとした人だと思われやすい
  4. 大企業だと一目置かれる
  5. 住宅ローンが借りやすい
  6. あなたの信用度が上がる

 

たぶんもっとあるでしょう?

でもちょっと考えただけで6つもスラスラ出てきました

 

つまり

会社の看板効果とは

 

「あなたの信用度をあげてくれるもの」

 

と言えそうですね

 

ありがたいですよね

いちいち自分が何者であるか説明しなくても

相手がスッと分かってくれるわけですから

 

これは心強い味方であり

あなたの武器と言えます

 

では

この看板を外すとどうなるのか?

 

結構悲惨でしたよ(笑)

 

人の不幸は蜜の味

 

早速みていきましょう

 

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Gerhard G.によるPixabayからの画像

2.看板を外して起こったコト

あなたの信用度を上げてくれる

会社の看板を外すと何が起こるのか?

 

簡単に言えば

さっき挙げた看板効果の逆のことが起こります

 

  1. 初めて会った人が会社名を何度も聞き返す
  2. 自己紹介しても聞いてくれない
  3. あんた、誰?って態度をとられる
  4. いきなり見下される
  5. 住宅ローンが借りにくくなる
  6. あなたの社会的信用度がなくなる

 

悲惨でしょ?(笑)

 

人を会社名で判断するのは

日本のビジネスパーソンの慣習ですから

仕方ないといえば仕方ない

 

(海外、特に台湾、香港には

 会社など気にせず、ぼくという人をみて

 ビジネスしてくれる人が多かったです)

 

そしてすぐに上下をつけて

いわゆるマウントを取ってきます

 

自分が上と思ったら

"使えないヤツ"

”できないヤツ”

だとしても

 

いや、むしろその類の方がエゲツナク態度に表してマウント取ってきます

 

今まで会社名言えば対等に接してもらえたのに

 

名刺が変わった瞬間天と地ほどの違いを痛感します

 

あなたは思うでしょう

自分は自分、何も変わってないのに...

腹は立つは怒りのもってき場はないは...と

 

あるのとないのとでは

こんなに違う看板

 

すごい威力です!

 

そういえば 

よく”看板を背負う”って言葉聞きますよね?

 

次にこれはどういうことなのかみていきましょう

 

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andreas160578によるPixabayからの画像

3.看板を背負うというコト

看板がすごければすごいほど

有名ということで

あなたが得られる信用と羨望も比例して高くなります

 

うれしいですよね

 

一方で

あなたの一挙手一投足は

 

看板に見合っているか?

 

そういう目で周りの人はみています

 

特に仕事ができるできないは

やっかみも交じって厳しくチェックされます

 

もしも有名企業の看板つけてるのに

仕事ができないとしたら

 

・なんだよ、大企業はクズ雇う余裕があるのかよ

・あんなヤツ辞めさせれば経費浮くんだから

 そこまで値引きしなくてすむじゃん

・早くあの担当、変えるか消えるかしてくんないかな

 

あなたの影でこんなことを口にしています

 

看板とはあなたに有益なものをもたらせてくれますが

厳しい目にもさらされるわけです

 

でもここで注目すべきは

看板があなた個人の能力にどう影響するかです

 

ひとつの会社に勤める人=その会社でだけ通用する人

になっていきます

 

長く働ければ働くほど

あなたはその会社でしか役に立たなくなっていくわけです

 

看板を背負うとは

その会社に繋がれている状態なんです

 

看板が大きければ大きいほど

あなたが自分に自信がなければないほど

自分では外しにくくなっていくものなのです

 

【関連記事リンク:転職のススメ】

 

こちらの記事でも話しましたが

政府からの圧力で会社の定年が70歳まで伸びたとします

 

でも経済が縮小期に入っている今

会社としては50代はもう不要で

下手すると40代でも幹部候補以外の社員には

辞めてもらいたいのが本音

 

仮に50歳で閑職に回されたとして

定年まで20年

誰でもできる雑用や便利屋の仕事で

給料は安いはあなたのスキルになることもないは...

 

それでも看板にしがみつかざるを得ない

だって看板外すなんて死ぬのと同じだから

 

会社側は

居たいなら居させてあげるけど

この給料でこの仕事

そして会社が苦しくなったら真っ先にクビね

 

という条件をつきつけてくるでしょう

 

でもあなたに交渉の余地はなく

受け入れるしかないわけです

 

そんなあなたは何とか歯を食いしばって

プライドをズタズタにされつつも70歳までがんばる

 

でもその頃には退職金も大したことない可能性大

 

そして年金ももしかしたら崩壊してるかも

 

やっとたどり着いた70歳定年

でも100歳まであと30年もあることに愕然!

 

新卒からライン外された50歳まで

の28年より長い時間

あなたは生きていかなければならないのです

 

これまで50年近く

自分で稼ぐという発想がなく練習もしてない

まして今では体力もなく頭も固くなってる

 

詰んでしまいますよね

 

これが看板を背負うということの実態です

 

 

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toodlingstudioによるPixabayからの画像

4.あなたらしい生き方のために

これからの時代

自分で稼ぐ力が一番重要になってきます

 

会社の看板がもたらせてくれる効果や恩恵なんて

どーでもいーレベルの話なんです

 

あなたがあなたらしく生きるためには...

自分で稼ぐ力を向上させていくためには...

 

雇われることにテーマをもつことです

 

つまり

将来自分は何で稼ぐのか?

その為にはどこでどんな経験を積まなければならないのか?

 

まずはこれを明確にして明文化しましょう

そしてその目標を達成するために

 

あなたは今の会社で何を身に付け

何をアウトプットして会社に貢献するのか

 

これも明文化する必要があります

 

これまでそういう角度から考えたことがないとしたら

これから考えればいいだけのことです

遅いということはありません

 

関連情報収集や分析や深堀は

ビジネスパーソンなら得意でしょう

 

そしていつかは

副業で構わないので

自分で稼ぐ練習を始めるべきです

 

そこで得た経験を活かして

いずれ自分で稼ぐことを本業にしていけばいいわけです

 

これこそが

あなたらしい生き方であり

人生100年謳歌するものです

 

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My pictures are CC0. When doing composings:によるPixabayからの画像

5.まとめ

会社の看板からあなたらしい生き方まで

お話ししました

 

看板のように心地よいものにはもう一面ある

ということですね

 

できるだけ早くもうひとつの面にも気づいて

人生100年時代を自活できるようにしたいものですね

 

以下がまとめです

  • 看板はあなたの信用度を上げてくれる
  • 一方で看板の安心感はあなたを世間では通用しない人間にしてしまう
  • 人生100年時代を見据えて自分で稼ぐ力をつけなければならない