内なる声を聞く
まわりの声や意見は、自分が人生で本当は何をしたいのかを知る手助けと
なることがあります。
それと同時に、そうした声や意見は自分の内なる声を聞く邪魔にもなります。
自分の使命、転職を知るのは簡単なことではありません。
それでもなお、最大限の幸せを感じるには、社会的な価値基準にとらわれるこなく、
自分がしたいと思うものを見つける必要があります。
それは私たちの心のいちばん奥深いところから湧きあがってくる情熱です。
その声にしたがうことが、幸福感と健全な自己信頼感を育てるためには
とても大切なことなのです。
ここで考えてみましょう。
どんなときにいちばん自分たしいと感じますか。
どの分野において、もっと自分の内なる声を聞く必要があると思いますか。
「誰にもしられることはない」という魔法の呪文にかかったと思ってください。
これからの人生で、そして死んでからも、誰もあなたがこの世界でしている素晴らしい行いを知ることはありません。
友人との日常的な交流は続きますが、彼らはみな、あなたは他人には影響のない、
よくある仕事でもしているのだろうと思っています。
他人に大きな貢献をしたり、世界中の何百万もの人々の心に響くことをしたり、
地域社会の中でボランティアをしたり、お年寄りを手伝ったりしてもいいでしょう。
しかし、誰ひとりとしてあなたがやったことだとはわからないのです。
世界でいちばんお金持ちにもなれますが、その富を見せびらかすことはできません。
あなたは誰にも感謝されないし、仕事も評価されないし、どんなにすばらしい生き方を
してもほめてはもらえないし、どんなに裕福でも気がついてもらえません。
ただひとりあなただけが、自分がどんなにすばらしいかを知っているのです。
このような世界であなたは一体、何をしますか。
どんな仕事をして、どのような生き方をするでしょうか。
魔法にかかったこの状況での生き方を考えた後で、いまの自分の生き方と比べて
みましょう。
いまの生き方、またはそうしたいと思っている生き方と似ているか、
まったく違っているか、よく考えてみてください。
このワークはどのようにい来るべきかという処方箋を与えるものではありません。
しかしこれは、あなたにとって最も大切なものは何かにきづくための唯一の
方法なのです。