自分のココロに気づくブログ

不安や悩みと向き合う切っ掛け

色々な心理学実験5

色々な心理学の実験を紹介する第五弾!

 

1.価格と価値の関係

 

被験者全員に同じワインを飲んでもらい感想を聞いた。

 

Aチーム 「これは45ドルのワインです」と伝える

Bチーム 「これは5ドルのワインです」と伝える

 

【結果】

Aチームの方が評価が高かった。

実際、喜びと結びついている脳の部分が活性化していた。

 

つまり、

値段が安ければ安いなりの、高ければ高いなりの受け止め方をする。

人は価格に見合った価値を見出そうとする。

なんでも安ければいいというものではない。

本当に価値ある商品やサービスは少し高めに設定して、正当に評価してもらう

ことが大切。

 

2.リーダーの特徴

 

お互い面識のない学生同士を集めて、4人一組のグループを10組作り、

グループ全員で協力して数学の問題を解いてもらった。(その様子は録画されていた)

 

グループ群A それぞれのグループ内でリーダーを決めさせた

グループ群B 録画を観て、誰がリーダーに相応しいか選ばせた

 

【結果】

A、Bともに選んだのはほぼ同じ人物だった。

 

選ばれた人の特徴は

・数学の能力が高い人ではなかった

・共通して一番最初に発言した人だった

グループで出した答えの94%はリーダーが最初に提案した答えだった

 

つまり、

最初に発言する人は発言力が高まりやすくリーダーににもなりやすい。

要は言い出しっぺがリーダーになりやすい。

 

3.リーダーに必要なこと

 

90人の被験者たちは3人一組で30組のグループを作る。

更にマネジメント能力に関する考え方で2チームに分けた。

 

Aチーム 「マネジメント能力はある人はあるし、ない人はない」と考えている人たち

Bチーム 「マネジメント能力はいつでも伸ばすことができる」と考えている人たち

 

【結果】

彼らにある経営シミュレーションの課題を与えると

時間が経つにつれ、Bチームの方が成績が良くなっていった。

 

また意思決定の場面では以下の特徴がみられた。

Aチーム 誰が優れているかを気にしてアイデアを出して叩かれることを恐れた。

Bチーム 素直に自分の意見を言い、ためらうこともなく反対もした。

 

つまり、リーダーが「成長できる」と思っているとメンバーが考える力を持てる。

自分は成長できると信じれば、周囲も成長できると信じられるもの。

 

4.

 

ある大学院で募集したところ800人の入学志願者が集まった。

800人を面接し、面接の評価の高い人から順に350人を入学させた。

ところがその後、急遽50人の追加が必要になり、評価が低い方から50人を入学させた。

 

【結果】

卒業まで調査したところ、上位350人と下位50人で成績、卒業率、コミュニケーション

に違いは見られなかった。

 

つまり、

人は第一印象で実際以上に分かったつもりになる。

面s津で受けた印象は能力とは別物という話。