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色々な心理学実験4

色々な心理学の実験を紹介する第四弾です!

 

1.人選の留意点

 

被験者たちを、グループで作業する人と、一人で作業する人に分けた。

 

グループで作業する人の内

Aチーム 半数の人に「グループか一人かはくじ引きで決めた」と伝えた

Bチーム 残りの半数の人に「他のメンバーがあなたを選んだ」と伝えた

 

一人で作業する人の内

Cチーム 半数の人に「グループか一人かはくじ引きで決めた」と伝えた

Dチーム 残りの半数の人に「残念ながら他のメンバーに拒否された。一人で作業するように」と伝えた。

 

その後、自己評価のテストを行った。

 

【結果】

AとCは、自己評価に影響はみられなかった。

Bの自己評価は、少しだけ上がった。

Dの自己評価は、非常に下がった。

 

つまり、

他意のない人選はくじ引きにした方が、無用に人の自己評価を下げずに済む。

 

2.予定を立てる時に注意すること

 

学生たちに卒業論文を仕上げるのに何日掛かるか聞いたところ

平均33.9日だった。

 

結果は平均55.5日。

33.9日以内に書き終えた学生は3分の1もいなかった。

 

つまり、

自分の作業日数は、楽観的に見積もりやすい。

 

3.他人へのアドバイス

 

学生たちに卒業後の進路について下記のどちらを選ぶか調査した。

 

ケース1 

ずっと準備をしてきた堅実な仕事。

始めは大変だが将来的には高収入と社会的地位が約束されている。

 

ケース2

ずっと興味を持ち続けていた型破りな仕事。

収入や社会的地位は期待できないが充実感がある。

 

【結果】

66%がケース2を選択した。

 

親友にどっちをすすめるか聞いたところ

83%がケース2をすすめると答えた。

 

つまり、

自分のことになると安定志向になるが

他人のことになると「何をすれば後悔しないのか」が分かる。

他人には「やってみたいなら、やればいいじゃん」って言うものである。

 

4.当たる予測の方法

 

被験者たちにある有名女優が出演している映画の興行収入を予測させた。

 

Aチーム 

8割方当たるように、〇ドル~〇ドルと範囲で答えるよう指示した

結果、61%の人の予測は外れた。

 

Bチーム

金額を予測した上で、最大と最小を考えさせた。

結果、96%の人が当たった。

 

つまり、

予想をする時は、最大と最小、最高と最低を考えた方が当たりやすい。

目標設定やリスクヘッジに使える考え方。 

 

5.エクササイズを楽にこなす方法

 

激しい運動(ジャンピングジャック)を50回やるとしたら

何回目で疲れると思うか聞いた。

→ほとんどの人が30回くらいと答えた

 

激しい運動を70回やるとしたら

何回目で疲れる思うか聞いた。

→ほとんどの人が50回くらいと答えた。

 

つまり、

エクササイズは3分の2くらいで疲れると予想する。

この法則に基づいて、やりたい回数の1.5倍やるつもりでいれば

楽にクリアできる。