自分のココロに気づくブログ

不安や悩みと向き合う切っ掛け

自己肯定感について

あなたは自分であることに満足していますか?

 

自分を肯定し、価値あるものとして受け入れること

これを心理学の言葉で「自己肯定感」といいます。

 

心の健康のためには、自己肯定感が欠かせません。

自己肯定感が低く、自分なんかダメだと思ってしまうと

心の免疫力が大きく下がるからです。

 

自己肯定感が低い時、人の心はちょっとしたことでも傷つきやすくなります。

なんとなく気分が沈み、悲観的で消極的な態度になりがちです。

 

憂うつや不安が高まり、過食症や拒食症になる危険もあります。

さらには人間関係の満足度が下がることも分かっています。

 

一方、自己肯定感を高めれば、心の免疫力が強化されて

多少のことではへこたれなくなります。

 

自己肯定感を高めることは、自分大好き人間になることではありません。

世の中には自分が大好きで自信に満ち溢れた人もいますが、それはそれで

困った面があります。

人の注意を聞き入れなかったり、自分の失敗を認めなかったり。

自分の正しさを主張しすぎて周囲の人とトラブルになることもあります。

 

その極端なケースがナルシストです。

ナルシストの人は自己愛が異常に強く、ちょっとでも批判的なことを言われると

ひどく傷つき怒ります。

誰かに否定されたと感じたら、全力で相手に報復します。

自分の肥大化した自己を守るためなら、手段を選ばないのです。

 

そういう自己愛の強すぎるケースに比べれば、自分に自信がないくらい

の方がましかもしれません。

自己愛は強すぎても弱すぎてもあまりよくないようです。

 

理想的なのは

自分をしっかりと肯定しながら、自己愛にもおぼれない堅実さを保つことです。

そのように安定した自己肯定感を持っている人は心が最も健康であると言えます。

 

自分が嫌いなのは自分に魅力がないから?

 

自分が大好きな人もいれば、逆に自分が大嫌いな人もいます。

そうした自分自身に対する評価はどのように決まるのでしょう?

 

世の中で評価されるようなスキルや特徴を持っていれば、

自分自身に満足できるのでしょうか?

人より魅力的であれば、自分を好きになれるのでしょうか?

 

それとも逆に自分が嫌いという心理的バイアスが自分のスキルや特徴を低く

見せるのでしょうか?

 

外見の魅力を例にとって考えてみましょう。

 

自己肯定感が高い人は自分の外見を高く評価する傾向があります。

ところが実際の素顔の写真を比較したところ、自己肯定感の高い人と

低い人で外見の魅力に差がないことが明らかになったのです。

 

自分が嫌いだと思っている人も、

純粋な顔のつくりで見れば、特に劣っているわけではありません。

「自分は魅力的ではない」

と思い込んでいるせいで魅力を十分に発揮できていないだけなのです。

 

一方「自分は魅力的だ」と思っている人は

その魅力を存分に引き出すために服装や髪型、メイクに気を配ります。

そのおかげで周囲の人からの評価も高まり、自己肯定感が更に強化されるのです。

 

ものの見え方は気分によっても変わります。

 

どうしても自分が好きになれないと言う人は

自分の体型をけなすだけでなく、有名人の体型も全力で批判したりします。

 

気分が憂うつな時、人は物事を必要以上にネガティブにとらえる傾向があります。

自分だけでなく他人も批判したくて仕方ない時は、

うつ傾向になっているかもしれません。