プロセスを楽しむ
いつも幸せでいたいと思っていると、失敗や失望感を招くことになります。
将来のより大きな利益のために、現時点での利益をあきらめることも必要ですし、
どんな生活においても日常的なつまらない作業を省くことはできません。
試験勉強をしたり、将来のために貯蓄したり、または就職して1週間に何十時間も
働くことは、楽しくない場合も多いでしょう。
しかしそうした行動を続ければ、長期的な幸福を得ることができます。
大切なのは、たとえ現在の利益を将来のより大きな利益のためにあきらめることに
なっても、できるだけ将来の役に立つ活動に時間をかけることです。
とはいえ、ときには快楽主義者いなるのもいいことです。
現時点の利益に焦点をあてることは元気をとりもどすのに役立ちます。
旅行先でのんびりする、大好物を食べる、テレビを観る...
たまにはそんなふうにリラックスして楽しむことで私たちはもっと幸せになれます。
ここで考えてみましょう。
将来の役に立ち、現在も楽しめる活動をしたことを思い出してみましょう。
1回のみの経験であっても、長期にわたるものであってもかまいません。
<ライフスタイルを分類する?
次に述べる4つのライフスタイルについて、考えてみてください。
あなたがそのライフスタイルを選んでいた体験や期間について、4日間連続して
少なくとも1日15分間を使って書いてみましょう。
1日、1つのライフスタイルについてのみ書いてください。
もし、1つのライフスタイルについて4日間連続して詳しく書きたいとおもうのであれば
そうしてもかまいません。
文法や文字の間違いは気にせず、ただ書いてみましょう。
感情(当時どう考えていたか、そしていま、どんなふうに考えているか)を全部
含めて書くことが大切です。各モデルの説明は次の通りです。
出世競争型
つねに将来の目標を追い求め、激しい競争の中に身をおき、毎日の生活を楽しむこと
ができなかった時期について書いてください。
どうしてそのように生きていたのでしょうか?
そのように生きることによって得られた利益はどんなものでしたか?
また、そのためにどんな代償を払いましたか?
快楽型
結果を考えることなく、目の前の楽しみだけを求める快楽主義者として過ごした時期、
および快楽主義的な体験について書いてください。
そのように生きたことから何が得られたでしょうか?
また、そのためにどんな代償を払いましたか?
悲観型
悲観的になって投げだしてしまった体験、もしくは無力感にとらわれていた期間に
ついて書いてください。
そしてそのときに感じた心の奥底の感情や考えを書いてください。
書いている途中に湧いてくる気持ちや考えも書きだしてください。
幸福型
とても幸せだった時期や幸せを感じた体験について書いてください。
あたかもそのただ中にいるかのように想像し、そのときと同じ感情をもう一度
味わってみてください。
そして、そのときの気持ちを書いてください。