自分のココロに気づくブログ

不安や悩みと向き合う切っ掛け

失敗の傷を手当てする方法

失敗が引き起こす3つの症状は

1.自信喪失

2.無力感

3.失敗不安

 

失敗はつらいものですが、すべての失敗が手当てを必要とするわけでは

ありません。

比較的小さな失敗であれば、放っておいても直ぐに立ち直れます。

かなり大きな失敗であっても、前向きに考えて次に生かせば問題ありません。

 

でも

失敗が何度も続いたり、失敗を受け流すことができない場合には

心の手当てが必要になります。

失敗の症状は自分では気づかないことも多いので、

失敗をした時は、念のため手当をしましょう。

 

手当は4つ。

 

手当1:失敗を前向きに受け止める

手当2:自力で改善できることに目を向ける

手当3:失敗を直視する

手当4:不安とプレッシャーから注意をそらす

 

では一つずつ見ていきましょう。

 

手当1:失敗を前向きに受け止める

失敗して落ち込んでる時に前向きな話をされることほど

うっとうしいものはありません。

 

でも、落ち込んでいる時に前向きな話が実際に役に立つんです。

 

共感や同情は必要ですが、それだけでは状況がさらに悪化する恐れがあります。

なぜなら失敗で落ち込んでいる時はネガティブな思考を肯定することに

なるからです。

 

失敗を前向きにとらえるマインドセットを紹介します。

 

1)失敗は成功の母である

  失敗とは成功するための方法をみつける過程。

  失敗の経験を積み重ねれば成功のための知識も増え、次に何をやるべきか

  明確になってきます。

 

2)失敗は新たなチャンスを与えてくれる

  何度失敗してもあきらめない限り、今までの経験が力になって、

  より大きな成功のチャンスを引き寄せられるようになります。

  

3)失敗は自分を強くしてくれる

  失敗を繰り返すことで確実にゴールに近づき、それを乗り越えてきた

  自分はその都度強くなっているものです。

 

4)失敗の中にも成功がある

  失敗した時にはネガティブな面に目が行きますが、成功した部分も

  正しく評価することが大切です。

 

5)成功することは必ずしも必要ではない

  誰だってできれば成功したいものですが、成功だけに意味があるわけ

  ではありません。

  成功したいと望み、目標にために努力する過程で多くのものを手に入れてます。

  自己の成長や達成、興奮や自信などは成功までの道のりで得られるものです。

 

手当2:自力で改善できることに目を向ける

大きな失敗をすると無力感に打ちのめされます。

何もうまくいかない気持ちになり、努力なんかしても無駄だと思えてきます。

でも失敗のあとの無力感はたいてい誇張されているものです。

本当は自分の力で変えられることもあるのに、そこに目が向かないのです。

 

そんな時は自分が無力でないと自覚することが大切です。

「自分の力で何かを変えられる」

という気づきは心の状態を改善し申告な症状を防止するのに役立ちます。

 

無力感を追い払って自信を取り戻すには状況を正しく認識することが大切です。

失敗した時の状況を再検討して、計画にミスはなかったか、

実行にしかたに問題はなかったか、どこかに改善の余地はないか

など考えてみましょう。

 

改善可能な点に気づくことができれば、失ったやる気と自信を取り戻し

再びチャレンジする勇気が湧いてくるはずです。

 

手当3:失敗を直視する

失敗から目を背けたいと思う気持ちは誰にでもあります。

でも、その誘惑に負けてしまうと失敗から学ぶことができません。

 

それ以上に困るのが、失敗を環境や他人のせいにすることで

「自分ではどうにもできない」

という無力感に陥ることです。

 

失敗を直視するのは辛いことですが

不安や恐怖を手なずけるために不可欠なことでもあります。

目を背けてばかりいると、失敗の不安はあなたの無意識にもぐりこみ、

行動をネガティブな方へと導いてしまうのです。

 

失敗のあるところには必ず不安や恐れがあります。

そうした不安や恐れに対処する最善の方法は

信頼できる人にその気持ちを話すことです。

言葉にして外に出してしまえば、無意識のうちに失敗を招き寄せる

ような行動をとらなくてすみます。

 

話せる相手がいないなら日記やブログに書くのも有効です。

冗談にして笑い飛ばすことも非常に効果的です。

 

手当4:不安とプレッシャーから注意をそらす

一度大きな失敗をすると、次も失敗するのではないかと怖くなります。

特にプレッシャーが大きい場面では緊張と不安で本来の力が出せないことも

あります。

そんな時のために、不安やプレッシャーを断ち切るための方法をご紹介します。

 

①プレッシャーを感じたら口笛を吹く

 口笛は適度な注意力を使うので考えすぎを防ぐのに役立ちます。

 

②深呼吸をする

 プレッシャーを感じていると呼吸が浅くなり、酸素不足で頭が回らなくなります。

 1分でも構わないので、自分の呼吸に意識を集中させてゆっくり呼吸しましょう。

 

ステレオタイプを克服する

 ステレオタイプとは多くの人に浸透している固定観念や思い込みのこと。

 ステレオタイプは無意識のうちにあなたの手足をしばり本来の力を奪います。

 

 そんなステレオタイプに負けないためには、自分にとって何が大切なことなのか

 を思い出すことが有効です。

 自分にはこんな良いところがある、こんな大事なものがある、と意識するのです。

 自分の価値を思い出せれば、外野の余計な意見に惑わされることが少なくなる

 はずです。