自分のココロに気づくブログ

不安や悩みと向き合う切っ掛け

あなたの評価を上下する数字という魔物

 

あなたも何かしらのSNSを使ってるかと思います。

 

フォロワーさんを増やす方法とかのノウハウをみると

プロフィールやタイトルに数字を使うといい!

って書いてますよね。

 

それだけ数字は説得力を増すしイメージもしやすいし

便利なものですよね。

 

数値化することや番号を割り振ることで圧倒的に管理しやすくなる

 

数字の概念がなかったら文明も発展しなかったのではないか

と思えるほどです。

 

それほど重要なポジションを占めている数字ゆえ

時に人間までも縛る事態に。

 

順位が気になる

 

テストから成果から何でも数字で表されてますよね。

 

数字は使い方によって良くも悪くもなる諸刃の剣。

 

特にあなたの評価を上げ下げする数字にはご用心。

 

今回はそんな数字の話をします。

 

この記事を読めば

数字に振り回さないマインドに気づいて

あなたの人間的魅力を最大限発揮する方法を知ることができます。

 

 

目次

 

1.評価を上げるイイ数字

冒頭でも言った通り、数字は分かり易さと説得力が得られて便利

というのが最大のメリットですよね。

 

日本語にはあいまいな表現が多く使われています。

 

例えば、ちょっと遅れます

 

これは人によって、ちょっととは何分か?の感覚が違います。

 

5分なのか10分なのか?

 

以前ドイツ出張した時、先輩が食事に連れて行ってくれました。

何気なく、ここからどのくらいですか?って聞いたら

 

 ん?すぐ近くだよ、車で15分くらいかな

 へぇ、ここら辺何もなさそうですけどね

 まぁ、こっから25㎞くらい行くからね

 

”すぐ近く”ではあいまいでしたが

15分ということでだいぶ近いイメージが湧きました。

でもふたを開けたら25㎞も先!

大体25㎞を15分って車であってもスピード違反でしょ(笑)

 

まぁ最終的に的確なイメージを与えてくれたのは数字ではあります。

 

でもこの例のように的確なイメージに至る前に

15分という数字で勘違いしてしまうこともあるわけです。

 

評価を上げるイイ数字とは

相手に分かり易いイメージを与える数字です。

分かり易いイメージを与える数字は説得力も兼ね備えますよね。

 

これはどんな状況の変化があっても不変的な本質の部分を表した数字と言えます。

車で15分は道路事情によって変わってしまう部分の数字

でも距離25㎞は不変的。

 

だからこそ最終的に分かり易いイメージを与えてくれるわけです。

 

プレゼンでも何でもかんでも数字で表して数字を並べるより

不変的な部分だけ数字にするだけで相手に説得力あるものになるわけです。

 

2.評価を下げるワルイ数字

評価を下げるワルイ数字とは

さっきの逆で普遍的でない部分を表した数字です。

 

数字はインパクトあるだけに記憶に残りやすい。

これが仇となって混乱させてしまうわけです。

 

ツイッターを例にとると

フォロワー数が1万を超えてるのに

いいね!が一桁なんて人もいます。

 

一瞬フォロワーが万オーダーなんてすごい!

と思いますが、いいね!が一桁ということは

共感を得られていないということですよね。

 

ツイッターの利用目的による話ですが

SNSをコミュニケーションツールとしてみるならば

不変的な価値はいいね!にあると言えます。

 

こういう風に自分を大きく見せるために

数字を使うのは本質を外れていてかえって評価を下げかねません。

 

これもまたぼくの体験談なのですが

初めて会った人からいきなり

 ぼく年収2200万円、どう?

って言われたことがあります。

 

明らかに「すごいでしょ!ほめてほめて」って言ってるわけですが

これもかなり哀れですよね。

 

年収2200万円は大したもんだと思います。

ただ、その人の価値は自分で「数字」でしかないと言ってるわけです。

数字以外、その人の価値を担保するものがないとは悲しい限りですよね。

恐らくこの人は他の人のことも年収で上下をつけて対応基準にしているのでしょう。

 

このように自分を語る場合に使う数字は

かえって評価を下げてしまうことがあります。

 

本質的で普遍的な実績を数字で表す分には全く問題ないので

そういう数字を使うようにしたいものですね。

 

そもそも

なんでも数値化して順位を決めたこと

それを拠り所にして判断するようになったこと

これが今の世知辛い世の中を作り上げてしまいました。

 

便利を追い求め、効率化を追い求め

人は数字に縛られ、心がむしばまれてきてしまったことを見れば明白です。

 

3.数字に振り回されない方法

では数字に振り回さないためにはどうすればいいのでしょう?

 

まずは数字はデータであるという認識こそが大切です。

データとは過去のできごとを数字で表したものです。

 

ぼくらは先のことを決める時にデータをみて判断します。

これから先も過去と同じ状況であれば非常に高い確率で

そのデータの通りになるでしょう。

 

でもどうですか?

過去から現在って世の中変わってきてますよね。

失われた30年の間でさえ変わってきています。

 

人間は40年前の脳で生きている

という言葉があります。

 

これは過去のデータに基づいて判断する習慣から

古い事象を基準に考えてしまうそうです。

 

特に日本企業は40年前の「作れば売れる」から抜け出せて

いないようにぼくは思います。

 

これからの先行き不透明な時代

過去のデータを参考にしたとしても

最終的に判断すべきはあなた自身の目です。

 

目で判断できる人は本質を見抜く力があります。

結局、人間力なんですよね。

 

さっきの数字で大きく見せてるような人たちは

自分の目なんて信じられてないんです。

だから数字に頼る。

失敗して誰かに責められても数字という説明材料がある。

必ず逃げ道を確保するのもこの手の人たちの特徴です。

 

自分の目で判断する人には逃げ道なんてありません。

自分で責任とる覚悟ができてるんです。

 

あなたならどっちの人と付き合いたいですか?

でもあなたと同じタイプしか付き合ってくれません。

 

本質も見抜くには

なぜなぜを繰り返して過去のデータを鵜呑みにせず

あなたなりの大胆な仮説を立てて自ら検証すればいいのです。

 

そして行動規範は自分の意志であること。

 

結局、数字に振り回されない方法とは

人間性を高め、自分の目で判断することなんです。

 

4.さぁ数字を使いこなそう

文明を発展させ、便利と効率をもたらせ、分かり易さと説得力を与える

数字とは魔物です。

 

ただ、その魔物が牙をむくのは本質から外れたものだけです。

 

あなた自身が本質を見抜ければ数字はイイ評価を与えてくれます。

さぁ数字に縛られたり振り回されることなく使いこなていきしましょう。