自分のココロに気づくブログ

不安や悩みと向き合う切っ掛け

縄文時代に学ぶ最も進んだ生き方

 

歴史は好きですか?

 

ぼくは学校の歴史のテストはやたらと記憶問題ばかりで苦手でしたが

歴史自体は面白いと思えます。

 

そんなぼくでも歴史の教科書の一番最初に出てくる

クロマニヨン人のあたり原始時代は好きでした(笑)

 

そういえば、実は日本って世界最古の国家としてギネスに載ってる

って知ってましたか?

王朝が一度も滅びることなく存続しているという解釈からだそうです。

ぼくも今たまたま知りました(笑)

 

ところで日本の○○時代って古い順に言えますか?

ぼくは全くダメなので調べました。

 

日本の時代史は

旧石器、縄文、弥生、古墳、飛鳥、奈良、平安、鎌倉、室町、安土桃山、

江戸、明治、大正、昭和、平成、令和

 

16時代もあるんですね

その中で一番長く続いた時代って知ってます?

 

縄文時代、ナント約1万3000年!

 

ちょっと想像を絶する数字ですよね

 

なぜ縄文時代は1万3000年も続いたのでしょう?

 

最近SDGs(持続可能な開発目標)をよく耳にするようになりました。

 

縄文時代に学ぶことが多そうですね

 

今回はそんな話をします。

 

この記事を読めば

1万3000年も続いた理由が分かり

これからどう生きていくべきなのか考える切っ掛けが得られます。

 

目次

 

1.縄文時代弥生時代の違い

Wikipediaによると縄文時代

・1万3000年続いた(今から1万5000年前から2000年前まで)

・土器と弓矢を発明

・定住化、竪穴式住居の普及

貝塚の形成

 

縄文時代が始まった1万5000年前はまだ今の中国大陸から離れる直前で

1万2000年前までの3000年間は氷河期の終わりに当たり

寒暖を繰り返す非常に厳しい環境だったそうです。

 

なんかめちゃめちゃ驚きですよね!

 

その後、1万年前に大陸から離れたことで今までの内陸の動物に加え

魚も重要な食料になっていったそうです。

 

それから徐々に定住化し始めて

周辺の林を切り開いてクリやクルミが生える環境を

作って以降は植物が食事の中心になっていきました。

 

1万年以上もあったので話せば尽きない縄文時代ですが

弥生時代を見てみましょう

 

弥生時代

・紀元前10世紀から紀元後3世紀の1300年間

水稲農耕(すいとうのうこう)

・農具、堰(せき)、水路、畦(あぜ)など灌漑(かんがい)技術

・堀立柱建物(ほったてばしらたてもの)、貯蔵穴の倉庫

・石器→鉄器、青銅器(武器→祭祀具さいしぐ)、木器

・集団が大きくなり国となり

 3世紀前半には邪馬台国卑弥呼に魏(ぎ)から

 倭国王の印として親魏倭王の金印が授けられた

 

弥生も1300年も続いたとはすごいですね

でも縄文の10分の1...

これは弥生が短いのではなくて、縄文が異常に長いということですね

 

縄文と弥生の一番大きな違いは

「採集経済」だった縄文に対して

水稲農耕を主とした「生産経済」の弥生という点です。

 

2.”貯めること” の功罪

縄文時代を支えてきた採集経済では仲間のみんなと狩りをして

木の実をとって分け合って暮らしていました。

フラットな関係を保ちつつ共同生活していたわけです。

 

それが弥生時代になって水稲農耕によって穀物がとれるように

なります。

 

この頃から田んぼを持つ者の元に

田んぼを持たない者が集まり出して田植えや灌漑工事など

に従事させました。

 

また穀物を備蓄することによって更なる経済力と権威を高めて

集団の規模が大きくなりやがて国へと発展していきます。

 

その頃には完全に貧富の格差が存在していました。

一番大きく影響を与えたのが「備蓄」です。

 

この備蓄で市場を調整してと考えられています。

 

お気づきの通り

1800年前には既に現代と変わらない貧富の差が存在する世の中になっていたのです。

 

現代では

個人金融資産は1845兆円(2020年3月時点)に上ります。

GDP(2019年)名目で約554兆円

日本の国家予算(一般+特別:2019年)約300兆円

 

こうしてみると個人金融資産がどれだけ大きな数字か分かります。

GDPの3倍近く貯金している国は日本以外にありません。

 

それだけ日本は不安にかられて暮らしているということです。

まぁその不安を煽るようなことを平気で口にする政治家がいますからねぇ。

みんな不安で貯金しちゃうわけです。

 

この個人金融資産の10%だけでもみんなが使えば

日本の一般会計予算の101.5兆円をはるかに超えるお金が

市場を潤すんですけどね。

 

そんなこと、知ったこっちゃない!

って感じですよね?

3.縄文時代に学ぶ最も進んだ生き方

結論から言ってしまえば

 

縄文時代の暮らし方が一番持続可能な社会だ!

 

ということです。

 

これからの時代は

「持続可能」

というのが全てのコトの判断基準となるキーワードになってきます。

 

産業革命以来

消費・消費と

作って・買って・捨ててきました。

 

永遠と勘違いしていた化石燃料(石油や石炭)もあと50年と言われています。

(実は2005年ころからずっと「あと50年」と言われてるらしいです(笑))

 

石油の用途は

42%:熱源(火力発電所、暖房など)

39%:動力源(自動車、船舶、飛行機など)

18%:原料(プラスチック、化学繊維など)

1% :その他

 

家庭では

33%:照明

29%:給湯

26%:暖房

10%:厨房

2% :冷房

 

つまり今のコロナでの自粛生活は石油の消費を加速させる暮らしなんです。

 

家にいるので照明、給湯、使いっぱなし

宅配たのむ、安い食材は国産ではなく地球のウラからやってくる

 

冒頭でも出てきた、SDGs(持続可能な開発目標)

17個の目標を掲げています。

 ①貧困をなくそう

 ②飢餓をゼロに

 ③すべての人に健康と福祉を

 ④質の高い教育をみんなに

 ⑤ジェンダー平等を実現しよう

 ⑥安全な水とトイレを世界中に

 ⑦エネルギーをみんなに そしてクリーンに

 ⑧働きが居も経済成長も

 ⑨産業と技術革新の基盤をつくろう

 ⑩人や国の不平等をなくそう

 ⑪住み続けられるまちづくりを

 ⑫つくる責任 つかう責任

 ⑬気候変動に具体的な対策を

 ⑭海の豊かさを守ろう

 ⑮陸の豊かさを守ろう

 ⑯平和と公正をすべての人に

 ⑰パートナーシップで目標を達成しよう

 

どうですか?

あなたはどれなら取り組めそうですか?

。。。

。。。

。。。

。。。ないですよね?

 

どれも国レベルの目標で正直ぼくの心にはこれらの言葉が入ってきません。

 

国を動かしてる誰かがやること

そんな風にしか感じられません

 

でも持続可能な世の中に住むのぼくら自身であり、ぼくらの子孫です。

こんな他人事でいいのかな?って思います。

 

SDGsの活動をしているサステナ塾の森塾長に質問したことがあります。

持続可能な社会にするために個人がすべきことは何か?と

 

森塾長のお答えは

 

 ・ゴミを出さない

 ・できるだけ自然エネルギーを使う

 ・感謝する

 

【ゴミを出さない】

 

2019年の環境省のデータによると

日本のゴミは東京ドーム115杯分(4289万トン)

これに掛かる処理費用は2兆円、これ税金が使われてるんです!

 

そしてこの半分は食べ物(フードロス)!

 

【できるだけ自然エネルギーをつかう】

 

自然エネルギー再生可能エネルギーとも呼ばれます。

太陽光、熱、風力、潮力、地熱など

自然現象から得られるエネルギーのこと。

 

ってどこで手に入れんだって感じですよね?

 

太陽光はソーラーパネルを買ってくれば使えますね。

あとは庭にポール立てて風車回せば風力発電もできます。

そんな工作みたいな発電を楽しんでみるのもいいですね。

 

【感謝をする】

 

持続可能という観点から言うと

この感謝とは「地球や自然に生かされている」という感覚に近いでしょう。

 

そういう考え方ができれば当たり前と思うことにも感謝の気持ちが湧くもので

世の中の便利の追求という風潮に対しても違う角度からみて自分なりの

考えを持てるようになると思います。

 

 

これらがぼくら個人による持続可能な社会を作る取り組みの第一歩になります。

 

もう一度戻りますが

みんなで狩りをして木の実をとって暮らしていた縄文時代こそ

これからの持続可能な生き方の参考になります。

 

これを現代風の言葉に焼き直すと

フラットな関係、自給自足、地産地消、ローカルビジネス

 

ここに自分で稼ぐ力を見つけられると人生100年時代だろうが

怖いものなしですね

 

4.さぁ未来のために今できることをやろう

弥生時代以降

備蓄による貧富の格差にさらされてきた日本人

更なる拡大と貧富格差は競争を呼び起こし

その歴史は繰り返されてきました。

 

その結果

有限な資源は底が見え始めて

異常気象を誘発させて

更に生活の脅威となってきています。

 

蓄えることの功罪はあまりにも姿を変えて

ぼくらの前に戻ってきています。

 

これは警鐘です。

 

個人金融資産がGDPの3倍近かろうが知ったこっちゃない

という近眼ではぼくらの子孫はひどい目に遭うこと必至。

 

・ゴミを出さない

・できるだけ自然エネルギーをつかう

・感謝をする

 

ここら辺から愚直にやってみませんか?