自分のココロに気づくブログ

不安や悩みと向き合う切っ掛け

将来のお金の不安と稼ぐ方法

さて、あなたが今不安に思っていることは何ですか?

 

会社の仕事や評価、人間関係など様々な不安や悩みがありますよね

 

なぜそのことに不安を感じるのでしょう?

 

この問いになぜ?なぜ?

を繰り返していくと

 

「将来のお金の不安」

 

に行きつく人が多いのではないでしょうか?

 

なぜ仕事でミスしたくないのか?

なぜ評価されないと不満なのか?

なぜ給料が安いと不満なのか?

なぜ会社の先行きが大丈夫か知りたいのか?

 

いずれも

 

将来必要なお金をきちんと稼げるか?

 

という点に行きつくと言えます

 

老後に必要なお金は60歳時点で一人当たり2000万円

という政治家の言葉があっという間に世間に広まりました

 

かなりの人がショックを受けのではないでしょうか?

 

この2000万円という金額も

年収200万円~300万円レベルの生活を75歳くらいまで続けたら

というベースです

 

これから人生100年時代

 

当然

2000万円でも足りないのではないか?

と更に不安は募りますよね?

 

今日はそんな将来のお金の不安と稼ぐ方法について

お話しします

 

この記事を読むことで

将来のお金に対してどのような考え方が必要で

今から何をするべきなのかのヒントが得られます

 

目次

 

1.将来のお金の不安

冒頭でもお話しした通り

60歳時点で2000万円の貯金が必要というのが

今では一つの基準になっています

 

ただ70歳まで働いた場合は550万円でいいとも言っています

 

つまり10年長く働けば1450万必要なお金が減るわけです

 

ここから学ぶべきは

一年間で145万円+年金で足りるかどうか

ではなくて

 

「働き続ければいい」ということです

 

2.お金を稼ぐ方法は2つしかない

お金を稼ぐ方法は2つしかありません

 

雇われて稼ぐか

雇われないで稼ぐか

 

と言っても

政府は企業に対して70歳定年を奨励するも

企業側は50代で役員になれない高給取り社員には辞めてもらいたい

 

いずれにしろ企業勤め、つまり雇われる選択をしても

人生100年時代を働き続けるのは現時点で無理なわけです

 

 

では60歳までにできるだけ貯金するために

今の給料を上げる手立てはあるのでしょうか?

 

3.転職と資格

今の給料を上げる可能性

というポイントに絞って言えば

 

出世、転職、資格、の3択です

 

出世は自分でコントロールしきれないので

転職と資格について話しますね

 

転職した結果の給料は

 10% 給料UP 

 30% 変わらない 

 60% 下がった

というデータがあります

 

多かれ少なかれ数値の変動はあるでしょうが

傾向はそれほど変わらないと言えます

 

つまり、転職では給料が下がることが大半なわけです

 

給料がUPした10%は

一般的な転職というよりヘッドハンティングによるものです

 

変わらない30%は

まだ30歳前後で元々給料がそれほど高く高くない人たちです

 

転職の平均年齢が30歳前後であることが裏付けています

 

歳が行くほど転職では給料が下がってしまう可能性大なんです

 

 

では資格はどうでしょう?

 

もしも会社の業務内容で資格を取ることで

特別な仕事ができるのであれば

資格によって給料が上がる可能性はあります

 

そうでない会社に勤めている場合は

資格をとって転職しても

プラスマイナス0かマイナスになりえます

 

資格で特別な仕事ができる会社にこれからも長くいる保証があれば

資格のための予備校費用など会社が負担してくれることも

あるでしょうが

 

そうでない場合は予備校も自費でいくことになり

折角資格をもって転職しても資格手当よりも

前の会社よりベース給料が低かったり、予備校に掛かった費用を

考えるとマイナスになり得るというわけです

 

まとめると

・30歳前後なら転職OK

・30過ぎなら給料は下がる可能性大

・資格も資格手当や予備校の費用補助がない会社では

手取りは減ってしまう可能性大

 

4.稼ぐ力があなたを変える

 

先ほどの転職や資格で給料が上がったとしても

企業で働けるのはせいぜい70歳まで

 

あとの30年は何の保証もないわけです

 

つまり、どこかの時点で自分で稼ぐ力を

身につけないと人生100年時代では生きていけなくなるのです

 

稼ぐ力は早く練習を始めるに越したことはありません

 

世の中の変化によって稼げる仕事も変わるし

SNSのインフラやスマホの技術の発展などによっても

変わってきます

 

稼ぐ力とは

世の中の状況に合わせて仕事内容を変えていかれる力でも

あるわけです

 

歳をとってから始めるのはキツイ部分が出てきます

そして何度も失敗を繰り返して成功するためには時間が掛かります

 

このことから早く練習を始めた方がいいと言えるのです

 

よりリスクが少ないのは

現在の本業をやりつつ副業で始めることです

 

副業が伸びて本業の給料を上回ったら

副業の方をメインにした

ライフスタイルを検討してみるのもいいでしょう

 

一点言えるのは

本業と副業の稼ぎが逆転するまでは

本業は辞めるべきではありません

 

副業もインフラや参入者やトレンドに左右されますので

一度成功しても持続するとは限りません

 

どっちにどう転んでもいいように備えておくことは重要ですね

 

あと補足ですが

サラリーマンにはお金に関するメンタルブロックがある人が

たくさんいます

 

副業を育てるならお金のメンタルブロックは解除しないと

いけません

 

お金のメンタルブロック解除でよく紹介されているのは

不用品をフリマアプリなどで販売して

実際に自分で稼ぐ実績を作ることです

 

また自分の潜在意識からメンタルブロックを外す方法に

関しては

ネットで検索すると色んな動画がたくさん出てきますので

自分に合いそうな方法を試行錯誤してみてください

 

 

5.さぁ稼ぐ力を身につけよう

これまでお話したのは

 

・これから必要になるお金に対する不安は自分で稼ぎ続けることで解消される

・雇われる選択をしたとしてもいずれは自分で稼がないと生きていかれなくなる

・まずは副業から始める、目標は本業と同じ稼ぎ、たとえ超えたとして

 できるだけ兼業が安全

・サラリーマンが自分で稼ぐにはお金のメンタルブロックは外すべき

 

ということです

 

副業からは自分主体で動かなければなりません

そんな練習にもなりますので是非チャレンジしてみてください

あなたはいくら?自分の価値を今スグ知る方法

さて、突然ですが

あなたは自分自身にいくらの価値があるか知っていますか?

 

今もらっている給料が...

それがあなたの価値でしょうか?

 

なんて急に言われたって詰まっちゃいますよね

 

でも仕事をバリバリこなしているあなただからこそ

自分の価値を知っておくことは

今立っている足元の状況を理解するのを助けます

 

では自分の価値を知る方法ってなんでしょう?

 

今日はそんな話をしたいと思います

 

この記事を読めば

あなた自身の価値が分かり

今後の身の振り方を考える一つのヒントを

得ることができます。

 

目次

 

 

1.自分の価値を今スグ知る方法

一番手っ取り早く

自分の価値を知る方法は

 

「転職情報をみること」です

 

確認の仕方は2通り

  1. 今あなたがやっている仕事で検索
    見るポイント:給料いくらで求人募集しているか?

  2. 今あなたがもらっている給料で検索
    見るポイント:どんな職種があるか?

 

仕事で検索した場合、

募集している給料とあなたが今もらっている給料

を比較するとどうですか?

  • 募集>給料:あなたの今の会社での評価は低すぎます。
          転職しても成功しそうですね
  • 募集=給料:あなたの会社の評価と世間があなたに求める条件は
          ほぼ同一レベル
          このまま残るのも転職するのも今の時点なら同じ
  • 募集<給料:ほとんどの場合がこの「募集<給料」になります
          今もらってる給料の方が高い状況ですね
          これは世間の目の方が厳しいことを意味しています

 

では次に

あなたがもらっている給料の金額で検索した場合

ヒットした職種をみてどうでしょう?

 

その職種でやっているだけの能力がある人が

もらう金額ということです。

 

案外レベルの高い能力や資格が必要な職種ではないでしょうか?

 

この2つを合わせた結果が

あなたの今の価値といえます

 

2.これから益々厳しくなる世間の目

 

これで今の時点でのあなたの価値は分かりました。

 

ではこれから先、

 

世間の目=あなたが求められる能力

 

はどうなっていくのでしょう?

 

ゆるくなっていくと思いますか?

それとも

厳しくなっていくのでしょうか?

 

ぼくが思うにこれは厳しくなるはずです

 

なぜなら

今はコロナの影響で新卒にしろ中途にしろ

採用自体がストップしています

 

例え再開したとしても

コロナによる営業不振で

誰かを育ててる余裕はますますなくなり

即戦力である中途採用は増えるものの

狭き門となり採用条件は厳しくなるというわけです。

 

つまり

先ほどみたあなたの実力も

経済不振という外的要因によって

これから下がってしまう可能性があります。

 

そして歳もとっていくわけで

厳しさを増していくと言わざるを得ません。

 

3.逆風の中、自分の価値をどうプロデュースしていくか?

さて、これから先下がっていってしまうだろうあなたの価値

あなたはどうしますか?

 

ただじっと耐える

というか気づかずに時を過ごしてしまう人が大半でしょう

 

それとも価値を維持、もしくは上げていきますか?

 

どうすれば価値の下落を少しでも防げるでしょう?

 

資格をとるというのも一つの手ですね

 

ただ今の仕事が資格関係でないければ

資格をとって新たな挑戦となるとプラスマイナスで

マイナスでしょう。

 

資格をとったから価値が上がるのは

今の会社だけです。

 

世間では資格はあなたの価値の一部を担保してくれるでしょうが

資格があったからといって仕事が成り立つわけではないので

あなたが実際に職を得て

あなたの価値が上がる

ということはないでしょう。

 

ではどうするか?どうするか?

 

悩ましい問題です

 

4.別のアプローチで考える

ここで問題へのアプローチを変えてみましょう

 

ここまで見てきたあなたの価値とは

世間からみた価値です。

 

これは転職情報から抽出したものでしたよね。

つまり雇われる場合の価値と言えます。

 

もしも雇われない選択をするのであれば

これからも価値が下がり続ける心配はないわけです。

 

ただ別の悩み...

これからどうやって自分で稼いでいくか?

 

このまま雇われていけばあなたの価値は下がり続け

雇われない道を選ぶにもこれから始めなければならない

 

究極の選択があなたを悩ませます

 

あなたはどっちを選ぶべきだと思いますか?

それは何故ですか?

 

どっちを選んでも成功するとしたら

あなたはどっちを選びたいですか?

 

実はこの答えこそ

 

 

 

 

5.まとめ

 

 

 

 

 

 

それはいつ頃ですか?

 

もしも1か月も前だったら

今スグ見てみましょう

 

コロナの影響が長引く中

転職はじめ雇用活動は現状で止まっています

 

つまり

雇用は狭き門になっているので

転職条件はどんどん厳しくなってきているわけです

 

例えコロナが終息したとしても

転職条件だけはこれから益々厳しくなっていくでしょう

 

それはなぜでしょう?

 

あなたなりの答えをもって読み進めて

もらえればうれしいです

 

今日は転職情報についてお話します。

 

この記事を読むことで

あなたは自分が置かれた立場が分かり

世間があなたに求める能力と価値を

知る方法が分かります。

 

その結果、あなたはこれからどうしていくのか

それを考える切っ掛けを得ることができます。

そこで

あなたが今やっている仕事と同じ仕事で

転職した場合、どれだけの条件が必要なのか?

 

それがあなたが今現在

世間から求められている能力だと分かります

 

 

感情を味わう

私たちは子ども時代、うれしくてもつらくても、感情を隠し、抑え込むことを

学びます。

まわりの大人から、次のようなことを言われた記憶はないでしょうか?

 

「男の子なら泣いてはいけない」

「ちょっとうまくいったからといって有頂天になってはいけない」

「他の人がもっているものをほしがってはいけない」

「誰かに魅力を感じても、その憧れの気持ちを外に表すことは下品だ」

 

また、自分の気持ちを言葉や態度で伝えようとする際に神経質になってオドオドする

のも格好悪いと言われたかもしれません。

 

子ども時代や若い頃に身につけた考え方を変えるのは難しいことです。

私たちの多くが素直に感情を出せない理由はそこにあります。

 

誰かれかまわず気持ちを打ち明ける必要はありませんが、できるだけ感情を表に

出す手段や機会をつくってください。

怒っていることや不安に思うことを友人に話したり、恐れていることや嫉妬している

ことを日記に書いたりするのもいいでしょう。

 

同じような問題で悩んでいる人々の支援グループに入ったりすることもできます。

そしてときにはひとりで、またはあなたのことを大切に思って入れている誰かの

前で、涙を流しましょう。

それが悲しみの涙であろうとも、喜びの涙であろうとも。

 

ここで考えてみてください。

幼いころ、感情を表現するように、または抑えるように言われた経験はありますか?

うれしい気持ちであれ、つらい気持ちであれ、感情を表現するにはどんな方法が

ありますか?

 

 

自分の感じていることにしっかりと向き合うことによって、つらい感情を開放する

ことができます。

西洋と東洋の心理学の両方を取り入れているセラペストのタラ・ベネット=ゴールマン

は次のおうに書いています。

 

「しっかり向き合うということは、物事を何も変えようとせず、あるがままに見ること

です。

そのときに感じていることを否定したり、感情を遮断したりしないでください。

つらい感情に焦点をおき、開かれた心で受け入れ、しっかり味わうことで、その

つらさを解消することができるのです」

 

たとえば、観衆のまえでものすごくあがってしまうのであれば、目を閉じて舞台

の上の自分を想像してください。

誰かを亡くし、時がたっても癒されないのなら、亡くなった人の隣に座っているか、

別れを告げている自分を想像してみてください。

 

不安感や悲しみといった感情を、特別の状況を想像することなく味わってもいいです。

感情が湧いてきたら、変えようとすることなく数分間その気持ちに浸ってみましょう。

このワークの間、できるだけ深く静かな呼吸を続けてください。

 

他のことを考えてしまったときは、想像したり感じたりしていることに静かに

もどって、呼吸を続けましょう。

涙が出てきたら泣きましょう。

怒りや失望や喜びといったいろんな感情が出てきてもそのままにしてください。

 

のどが詰まったり、心臓の鼓動が速くなったりといった体の特定の部位に何か

の反応が出てきた場合は、その場所に注意を向け、反応を変えようとはせずに、

そこに息を吹き込むようにイメージしてください。

 

このワークは、感情をもつことを許すためのワークです。

ある出来事についていろいろと思いをめぐらすというよりは、ただ味わうようにします。

感情を理解したり、変えようとしたりするのではなく、あるがままに受け入れ、

その感情に寄り添うようにしてください。

 

 

安全圏から出る

心理学者のダリル・ベムは、自分が自分のことをどう考えるかを決めるのは、

他の人をどう考えるかを決めるのと同じ方法、つまり「観察」という方法に

よるということを発表しました。

 

人を助ける男性を見たら、私たちは親切な人だと思い、信じる者のために立ち上がる

女性を見たら、信念をもった勇気ある人だと考えます。

同じように、人は自分自身についても、自らの行動を観察することによってどう

考えるかを判断します。

 

人に親切にしたり勇気ある行動をしたりすれば、自分自身に対する考え方が変わり、

自分をより親切で、より勇気ある人間だと感じるようになるでしょう。

 

この心理過程(ベムは「自己知覚理論」と呼んでいます)により、人はある程度の

時間をかければ、行動によって自分に対する考え方を変えることができます。

「完璧主義」もひとつの考え方ですから、行動を変えれば、完璧主義も変えることが

できます。

 

ここで考えてみましょう。

人生の中でくり返している、他人や自分自身に対するあなたの行動について

考えてみてください。

それらの行動パターンを考えると、自分はどうのような人間だといえますか?

 

 

ずっとやりたいと思っていながら、失敗を恐れてやらないできたことは何でしょう?

ぜひそれをやってみてください。

 

芝居のオーディションを受ける、スポーツチームの入団テストを受ける、誰かを

デートに誘う、書きたいと思っていた論文や本を書き始めるといったことでも

構いません。

 

行動する時には、最善主義を取り入れてください。

最初はぎこちないかもしれません。

ですが、安全圏(コンフォートゾーン)を超えて冒険をし、人に助けてもらったり

フィードバックをもらったりして、たとえ失敗しても気にしないでください。

安全圏から出たとき、あなたはどんなことを感じ、考え、どんな行動をとるで

しょうか?

価値ある行動をする

「80対20の法則」は、イタリアの経済学者ヴィルフレード・パレートにより提唱

されたものです。

 

これは一般的には、「ある国の総人口のうち20%がその国の富の80%を所有している」

とか、「ある会社の顧客の20%が会社の収益の80%を生み出している」といった法則

のことで、別名「パレートの法則」としても知られています。

 

リチャード・コッチとマルク・マンシーニによると、この法則は時間管理にも応用

できるといいます。

 

彼らは「20%の時間に努力を注ぐことで、期待する80%の結果は得られるであろう、

それにより時間をもっと有効に使えるようになる」と説いています。

 

これはたとえば、完璧なレポートを書くのに2、3時間かけるのであれば、30分で

及第するレポートを書くことができるのではないか、というものです。

 

ハーバード大学ポジティブ心理学者のタル・ベン・シャハーは学生時代、

教授たちが出す課題図書をすべて一字一句読むといった完璧主義者でした。

 

しかし、ある時点でこれをやめて、「パレートの法則」を取り入れ始めました。

大部分の課題図書を拾い読みし、その中で最も「努力に見合う価値のある」20%の

本を選び、集中することにしました。

 

「いい成績を修めたい」という彼の思いが変わったわけではありません。

変わったのは「A以外の成績はあり得ない」という完璧主義的な考え方です。

 

最初のうち彼の成績は少しばかり下がりましたが、スポーツをしたり、人前で話す

能力を磨いたり、友人たちと過ごしたりといった学業以外の大切な活動に以前より

多くの時間を使えるようになりました。

 

その結果、それまでの2年間よりずっと幸せを感じただけでなく、成績という狭い

視点ではなく、その期間を人生の中で全体的にとらえた場合の「成功度」を高める

ことができたといいます。

この「80対20の法則」はいまも彼のキャリアにとって役に立ち続けているそうです。

 

ここで考えてみましょう。

「80対20の法則」に基づいて時間配分を考えてみましょう。

あなたはどの行動を減らすことができますか?

どの部分にもっと時間を使いたいですか?

 

 

あなたにとって最も意義深く、楽しいこと、あなたを最高に幸せにしてくれることの

リストをつくってください。

 

たとえば、家族との時間、運動、音楽を聴く、などがあげられるでしょう。

リストの各項目のとなりには、毎週または毎月どれくらいの時間をその活動に使って

いるかを書きだします。

 

あなたは自分が大切にしている価値観に基づいていきているか考えてみましょう。

 

パートナーや子どもたちと価値ある時間を過ごしていますか?

1週間に3回は運動していますか?

人々の役に立つ活動をしていますか?

自宅で音楽を聴いたり、コンサートに行くために時間をとったりしていますか?

 

次に、そのリストに80対20の法則をどのように応用できるか考えてみましょう。

優先順位をつけ、80%の満足感を与えてくれる20%を選んでください。

このワークは私たちの人生を映し出します。

価値を置いていることと実際の生き方が一致しているか、一貫性があるかどうかを判断

する手助けとなります。

一貫性の度合いが高まれば、幸福感も高まります。

完璧主義を手放す

完璧主義と最善主義(現実の制約の中で最善を尽くそうという考え方)について

ここで考えてみましょう。

 

完璧主義と最善主義のいちばんの違いは、前者が現実を拒絶する考え方であるのに

対して、後者は現実を受け入れる考え方だということです。

 

完璧主義者は、どんなことでも、ゴールまでの道のりはまっすぐで何の障害もない

ものだと思いこんでいます。

そのため、そうでないとき、たとえば仕事に失敗するなど物事が思い通りに

いかないとき、イライラして上手く対処することができません。

 

それに対して、最善主義者は、失敗は人生の自然な一部分である、成功につながる

欠かせない要素だと理解しています。

望みの職につけなかったり、パートナーとケンカをしたりすることも、満ち足りた

人生の一部だととらえています。

 

完璧主義者は現実を否定して、それを空想の世界で置き換えます。

失敗というものがなく、痛みもない世界。

しかし現実には失敗の可能性はつねにあるため、失敗を否定していると、つねに不安に

さいなまれることになります。

 

不快な感情を否定することは、かえってその感情を増幅することになり、もっとつらさ

を感じることになるのです。

現実世界の否定は、非合理的で非現実的な成功の基準を設けることにつながります。

 

完璧主義者はその基準を達成できずに、いつも欲求不満であったり、何かにつけ

十分でないと思ってしまうような不全感に悩まされています。

 

それにたいして最善主義者は、現実を受け入れることにより、豊かで満たされた人生

を送ることができます。

失敗を楽しむまではできないにしても、自然なこととして受け入れ、心配をあまり

せずに活動を楽しむことができるのです。

 

生きている限りつらい感情はあって当然と思っているので、抑え込んでネガティブな

感情を増幅させることもありません。

つらい感情を味わい、そこから学び、そして動きだします。

 

また、現実世界の限界と制約を知っているので、達成できる目標を設定します。

それによって成功を手に入れ、味わい、楽しむことができるのです。

 

ここで考えてみましょう。

生活の中で、あなたが最善主義者になりやすい文やはありますか?

完璧主義者になってしまいがちな分野はありますか?

 

 

以下の対比表をみて、自分の生活の中で、「完璧主義」と「最善主義」のどちらかの

考え方にしたがって行動した経験について、それぞれ書きだしてみてください。

 

自分のやり方を変えることはできるでしょうか?

もし完璧主義者のような態度をとっていたときがあるなら、そのとき最善主義者の

ように考えていたとしたら、どういった行動がとれたでしょうか?

 

完璧主義者

・失敗を拒否する

・つらい感情を否定する

・成功を拒否する

・現実を拒否する

 

最善主義者

・失敗を受け入れる

・つらい感情を受け入れる

・成功を受け入れる

・現実を受け入れる

失敗から学ぶ

臨床心理学者であるリチャード・べドナーとスコット・ピーターソンは自尊心に

関する共著の中で、コーピング(失敗の危険を冒しながら、困難なことに積極的に

対処しようとすること)が自信を強めると報告しています。

 

失敗するかもしれないからと挑戦を避けていては、自分自身に対して、

「自分は困難なことや失敗に対処することができない」というメッセージを

送り続けていることになります。

その結果、自尊心は損なわれてしまいます。

 

困難に挑戦することは

「自分は失敗を恐れないし、たとえ失敗してもすぐに立ち直れる」

というメッセージとなり、心に深く届きます。

あきらめずに立ち向かうことは、勝ち負けや、失敗か成功かという結果よりも、

自尊心にとって、長期的にいい結果をもたらすのです。

 

また逆説的ですが、自分は失敗に対処できるという自信は、「失敗すること」に

より強化されます。

なぜなら、私たちがずっと怖がってきた失敗という化け物は、考えているほど

恐ろしいものではないからです。

 

失敗も、実際に直面するとたいしたものではありません。

実際に失敗したときのつらさよりも、失敗するかもしれないと感じるときの恐怖の

ほうが、じつは私たちを痛めつけるのです。

 

ハリーポッターシリーズの作者J・K・ローリングは、失敗の価値について、2008年

ハーバード大学の卒業式で行った講演で次のように述べています。

 

「失敗は不要なものをそぎ落としてくれます。(中略)私は自由になれました。

最も恐れていたことが現実となりましたが、それでも私はまだ生きていました。

私には愛する娘がいて、古いタイプライターと、途方もないアイデアが残っていました。

そのどん底の状況が、私が人生を立て直す強固な基盤となりました。(中略)

 

失敗は、試験に合格することでは得られなかった心の平安をもたらしてくれました。

失敗がなければ自分自身について深く学ぶこともできなかったでしょう。

私には強い意志と、思っていた以上の自制心があることがわかりました。

また宝石のルビーよりも価値のある友人たちに恵まれていることもわかりました。

 

(中略)失敗からより賢く、強くなったということに気づけば、これからもずっと

生き延びていけると自信をもつことがきます。

困難や障害と向き合うのが早ければ早いほど、人生の避けられない障害にうまく

対処できるようになるのです。」

 

ここで考えてみましょう。

過去に、思い切って挑戦したことを考えてみてください。

その経験からあなたは何を学びましたか?

そしてどのように成長したでしょうか?

 

 

心理学者のシェリー・カーソンとエレン・ランガーは「没頭と自己受容」に関する

研究において、こう述べています。

 

「自分の過ちをじっくり検証して失敗から学べば、自分自身とまわりの世界について

の観察力が強まり、自分が犯した過ちと自分自身を許すことができ、未来の成長の

指標として感謝できるようになる」

 

今週1週間、毎日15分かけて、失敗した経験やその状況について書いてみましょう。

何をしたか、心にどんな思いがよぎったか、そのときどう感じたか、そしてそれを

書いているいま、どのように感じているかを書いてください。

 

時間がたつことによって、その出来事に対するあなたの見方は変わりましたか?

その経験から何を学びましたか?

その他、その経験を価値あるものと考えられるような、どんないいことがあった

でしょうか?