自分のココロに気づくブログ

不安や悩みと向き合う切っ掛け

行動力を鈍らせない方法

行動力を鈍らせない方法の話をします。

まずはいつものように心理学の実験をみてみましょう。

 

実験

学生に人間の行動に関するアンケートを依頼する。

3週間以内に回答してくれれば謝礼を出す旨伝えた。

 

Aチーム

「日記を書く」「銀行口座を開く」「旅行をする」

など10個の行動を見せて

人はなぜこれらの行動をするのか理由を書いてもらった。

 

Bチーム

「日記を書く」「銀行口座を開く」「旅行をする」

など10個の行動を見せて

どうすればそれができるか具体的な手順を書いてもらった。

 

結果

Bチームの方がAチームより

平均10日早くアンケート結果を提出した。

 

つまり

理由を考えると行動力が鈍り

「何をすべきか?」に意識を向けると行動しやすくなる。

 

面倒なことが起きた。

人は面倒なことに直面すると

「どうしてこんなことになったんだ」

「なんでこんなことをやらなきゃいけないんだ」

と理由を考えてしまう「思考のクセ」をもっています。

 

その思考から離れない限り、行動を起こすことができません。

そして理由を考えれば考えるほど益々腰が重くなってしまいます。

 

理由探しにハマってることに気づいたら

「じゃあまずどうしようか?」

とやることに意識を向けるのが正解です。

 

例えば

部下が重大なミスを犯して、お客さんからクレームが入った。

大きな契約がパー。

そんな時「なんでそんなミスしたんだ」ではなく

「具体的にどうすれば解決に近づく?」と考え、実行します。それだけです。

 

面倒なことや厄介事という言葉は感覚的な表現であり、

事実はただやるべきことができただけのことです。

 

別の例をあげると

片付けが苦手な人は

いくらToDoリストに「週に一回掃除をする」と書き込んでもなかなか実現しません。

その代わり

「月曜の朝、オフィスに着いたらまず最初にデスクの一番下の引き出しに入っている

掃除用具をとゴミ袋を出す」

と具体的な行動を書き込むことで実行しやすくなります。

 

できるだけ細かく、作業の手順を書くと効果的です。

 

なんでそうなの?

から

だったらどうする?

に言い換えるだけでその後の行動が大きく変わってきます。