自分のココロに気づくブログ

不安や悩みと向き合う切っ掛け

効果的な目標設定1

1.具体的で数値で示されるとやる気を出す

 

無気力状態を生み出すパターンには2通りあります。

 

1)何も目標を立てないこと

2)モチベーションを無くすような目標を立てること

 

モチベーションを上げる目標とは

難しいけど可能なものであり、手順に意識を向けられるもの。

また、いつでも誰でも同じように解釈できる具体的なものです。

 

もっと、もう少し、常識的な

という人によって解釈が変わるような表現で言われるよりも

あと8個、など難しいけど可能だと感じられる具体的さを数値で表すと

モチベーションは上がります。

 

手を伸ばせばなんとか届きそうな距離にあるけど

今のままのやり方ではクリアできない。

 

そんな状況に置かれると人は無意識のうちに選択肢を増やそうとします。

そして選択肢が増えれば増えるほど

「できればやりたくない」という気持ちから

「できることがあるのに何もしないのは勿体ない」という気持ちに

切り替わりやすくなります。

 

目標とは未来の自分を変えるためのものではなく、

今の自分の「感情」を変えるために役立つのです。

 

2.他者との競争は過信を生み、自分との競争は意欲を生み出す

 

仕事においては「競争」が必要だ。

競争があるからこそお互いを高め合い、お互いの成長を促進させることができる。

そういう考えを持っている人はいるでしょう。

 

確かにそういう側面もあります。

仕事のでき不できによって順位をつけられたり、

その順位によって報酬を増減させられることによって

人はもっと認められたいと思い、もっと仕事をがんばろうと思うかもしれません。

 

でも競争は「勝敗の結果が出た後が問題」なのです。

 

人は結果が出ると、なぜその結果が出たのか分析します。

そしえ競争に勝った場合は

「自分はできる人間だから」

「自分は強運の持ち主だから」などと結論づけやすく

 

競争に負けた場合は

「自分はダメな人間だ」

「自分には運がない」という発想になりがちです。

 

運や素質は自分の努力や工夫ではどうにもならないものです。

なので

組織内で繰り返し競争させていると

次第に努力も工夫もしない人が増えてきます。

 

そうするとどうなるか?

活躍できる人と活躍できない人が固定化します。

全体としては弱い組織になってしまいます。

 

女性よりも男性の方が競争的報酬を好むという傾向があるようですが

それは女性よりも男性の方が単に自信過剰な人が多いためです。

競争的報酬を好む人の方がパフォーマンスが高い

という傾向はみられません。