自分のココロに気づくブログ

不安や悩みと向き合う切っ掛け

自分の心のトリセツ

1.理由を問うと自分の考えに固執する

 

「なぜそんな風に考えるの?」

と理由を聞かれると、人は自分の考えを益々強化します。

 

「なぜ」という言葉は過去に意識を向けさせる効果があります。

過去に意識を向ければ向けるほど「自分は正しい」と確信を強めることになります。

 

思い込みは自分のアイデンティティを守るモノであり

正しいか正しくないかは本人にとってあまり重要ではありません。

 

思い込みを持っていると

「こういう時はこうだからこう」

とその思い込みに即した決断がスムーズに行えます。

 

「苦手な味だ」という思い込みがあるからこそ

食べるか否かを迷うことなく、始めからその味のする料理を選ばないですむわけです。

 

でもその思い込みを持っていることによって

「なりたい自分像」に近づいているのか、遠ざかっているのかという点は

しっかり確認すべきでしょう。

 

このプロセスは年末の大掃除によく似ているいます。

年末に大掃除をすると、たくさんの不用品が出てきます。

 

なぜこんなもの買ったんだろうと疑問に思うものもあるでしょう。

旅行先で目に留まった工芸品は、その土地の世界観の中では雰囲気があった。

でも自宅に持ち帰って飾ってみると、妙に周囲から浮いてしまい置き場所に困った。

そんな経験は誰にでもあるのではないでしょうか?

 

今では場所を取って目障りになっているだけの代物でも

それを買った当時は「素敵だ」「便利そう」と思って買っていたのです。

でも部屋のすぽーすは限られているから定期的に評価して捨てる

ということが必要になります。

 

思い込みも同様です。

思い込みはその当時は自分を守るために必要があって作られたの物でも

いま望んでいる状態に近づくためには、手放すべきものもたくさんあるはずです。

人は無意識のうちに「自分はこういう人間だ」という相手んでぃでぃと矛盾しない

ような行動を取り続けようとします。

 

でも実際は昨日と同じものを好んだり、嫌ったり、同じような府jる枚をしなくては

ならない理由はないのです。

 

2.セルフイメージを守る

 

ある実験で大学生を何チームかに分けて

いくつかの単語群から短い文章を書いてもらいました。

 

1チームだけ単語群に高齢者をイメージさせる単語、しわ、忘れっぽい、孤独

白髪、杖、などの単語を混ぜました。

 

その結果

高齢者単語チームの学生たちは他チームの学生より

明らかに歩くスピードが遅かったそうです。

 

つまり、人は使った言葉に影響を受けるということです。

 

重要なことは、言葉をいい加減に扱ったり、気の抜けた態度をとるべきではない

ということです。

 

上流階級の人たちは自分の価値を下げるような言葉は冗談でも使いません。

それは相手に与える影響に配慮するというよりも自分のセルフイメージが

悪くなることを嫌うからでしょう。

 

普段から自分が接する言葉、振舞いに気を付けてください。

特に朝起きて一番最初に見る文字は一日の感情に強く影響を与えると言います。

枕元やスマホの待ち受け画面に元気出る言葉を飾ってみてください。