自分のココロに気づくブログ

不安や悩みと向き合う切っ掛け

新しい発想を得る方法

人は誰もが自分なりの解釈で世界を見ています。

いわゆる色メガネってヤツですね。

 

そういう意味では発想するということは

他の人が思いつかないようなことを考える

というよりも

身近にあるものの見え方を変えるという方が近いかもしれません。

 

では考えが行き詰まって、動けなくなった時はどうすればいいでしょうか?

 

そんな時、発想を変えるには、もう一度目的に意識を向け直すことが重要です。

街を歩いていてもデスクに座っていても、情報は次から次へと目や耳に

飛び込んできます。

本来そのすべてが新しい発想の種になるはずですが、自分の頭に入って来る情報

はあらかじめ絞り込まれています。

 

「自分の目的に合っている情報」しか脳が知覚しないからです。

なので「何か新しいことはないか?」と考えているつもりでも

目的の外にある情報は取り入れられていないので、

ある程度の範囲の中で同じところでぐるぐる考え続けていることになります。

 

新しい発想を得たい時は

「自分は今、本当はどうなればいいのか?」を具体的な言葉にして

頭の中で語り続けましょう。

 

一度今までの経緯を取り去って考えてみるのも有効です。

人は自分の身の回りにある物事の全てを

「見たつもり」「聞いたつもり」になって、脳は考えることを

怠けようとしてしまいます。

 

「いまこれを初めて見た・聞いた・知ったとしたらどうか?」

という素朴な視点で見直してみることで

意外な突破口が見つかるかもしれません。

 

また、多くの人はアイデアを出すことをゴールにしてしまいがちです。

画期的なアイデアさえ手に入れば、素晴らしい成果が転がり込んでくる

と思い込みやすいのです。

 

でも実際に重要なのはアイデアそのものではなく、アイデアを形にしていく過程

にあります。

 

形にしていく過程は停滞、やり直し、後戻りの繰り返しです。

次々と制約が現れて、さらに新しいアイデアが求められることも起こりえます。

 

実行してみて、ようやく知ることができる事実もあります。

妥協しなければならないこともあるでしょう。

 

当初あれだけ興奮していたアイデアが、いつの間にか魅力を失って

いることもあるでしょう。

 

ふとしたことで元のアイデアよりも良い方法を発見して、そちらへ軌道修正

させるために全体を組み直さなければならないこともあるかもしれません。

 

それでも素晴らしい成果を生み出すためには、そんな無駄で、面倒くさくて、

やりきれない過程がどうしても必要なのです。