意思決定の6つのポイント
意思決定とは人や団体が特定の目標を達成するために
複数の案の中から最善の解を求めようとする人間の認知的行為をいいます。
その意思決定には6つのポイント「OOCEMR~おおこの絵見れ」があります。
①Outcome:どんなことがあっても得たい結果を明らかにすること
人は何かを決定しようとする時、
決定という行為そのものに目を奪われて、
どんな結果を得たいのかという目的を忘れてしまうことがあります。
ひとつの意思決定による、短期的な成功・失敗は気にせず受け流してOK。
常に全体を見渡して最終的にどこに向かって行こうとしているのかを見失わない
ことが大切です。
このOutcomeが意思決定の羅針盤になると言えます。
②Option:あれもできるし、これもできる、という選択肢をたくさん持つこと
いくつも選択肢を持っていることが周囲への影響力を上げます。
例えば
どうなるかわからないことに対して
方法を考えることも大切ですが、うまくいく方法がわかるならば、
ただ進めるだけですし、事前に見つかるかどうかはわかりません。
物事を具体的に進めていくためには
「どうなるかわからない」ことについて
いま自分ができることをたくさんリストアップしていくことが大切です。
まずはそこから始めてみましょう。
③Consequence:なんでもいいからとにかく結果を出すこと
意思決定の場面では、良い結果か悪い結果かそこを考えても仕方ありません。
行動の量を増やして結果を数多く出すことにこそ意味があります。
ひとつの結果を経験すれば、その閣下をもとに改善することができます。
結果が出るごとに一喜一憂するワナにはならないよう注意しましょう。
④Evaluate:結果を評価すること
行動から生じた結果より、得たい結果にどれだけ近づいているかを評価します。
意思決定の失敗はうまくいかなかったことではありません。
どんなに優れたリーダーでも損失を出しますし、うまくいかないこともあります。
むしろ平凡なビジネスパーソンよりも優れたビジネスパーソンの方が
行動量も挑戦量も多いから、失敗量も多いものです。
意思決定の失敗とは「その失敗から何も学べないこと」です。
⑤Mitigate:マイナス面をへらすこと
いま選択していることのマイナス面を減らすことができないか考えましょう。
どんな選択肢にも必ずマイナス面があります。
マイナス面は悪いものではなく、むしろ新しいアイデアを引き寄せる磁石
のような存在です。
なのでマイナス面を無視することなく
「マイナス面を補えるものはないか?」考えることで画期的なアイデアが
生まれやすくなります。
⑥Resolve:締め切りを設けること
意思決定は事前の情報収集もさることながら、一番最初の締め切りを
作ることが大切です。
つまり
「誰が、いつまでに、どうすのか」をその場で決めます。
本やインターネットでいくら情報を収集しても、意思決定の質そのものは
上がりません。
それよりも不確かな状況であっても行動してみた方がより多くのものが見えます。