自分のココロに気づくブログ

不安や悩みと向き合う切っ掛け

相手を説得する近道

 

相手を説得する場面ってよくありますよね。

 

例えば

部下に仕事を指示する時とか

部下の仕事が上手くいってない時とか

 

親身になってアドバイスをしても

相手は思った通りに動いてくれないことってよくありますよね。

 

もっときつく言った方がいいのかな?

もっと褒めてあげた方がいいのかな?

 

そんな風に言い方について思い悩むこともあるかもしれません。

もちろん叱ったり褒めたりすれば一定の効果は望めますが

長続きすることはありません。

 

そこでまず最初に注意したいのは

あなたが相手にどんな風に伝えるべきかよりも

「相手ができると信じる」ことです。

 

私たちはつい

その人の今までの仕事ぶりを評価して

「この人はこういう人だから」

と決めつけて話をしがちです。

 

もしあなたが相手の仕事が上手くいくことを信じていれば

相手も自分の仕事が上手くいくと信じられるようになり

あなたのアドバイスを積極的に受け入れようとするでしょう。

 

反対に

そもそも仕事が上手くいくことを信じていなければ

どれだけ言葉を尽くしたとしても

相手はあなたのアドバイスを受け入れることはありません。

 

相手に行動を改善してもらいたい場合は

まずあなたがあなたの決めつけを捨てることです。

 

その上で

相手の感情にフォーカスするとより効果的です。

 

行動に偶然はありません。

なぜ相手がそういう行動を取ったのか

あるいは

なぜ取らなかったのかには

そうさせている感情があります。

 

つまり相手が何に対して「快感」を連想し

何に対して「痛み」を連想しているかによって

行動が左右されているのです。

 

例えば

いつも机の上がキレイに片付いている人は

整理整頓をする能力が高いのではなく

整理整頓をする感情になりやすいと言えます。

 

机を何もない状態にすることに「快感」を

散らかっていることに「痛み」を感じるわけです。

 

反対に

整理整頓ができない人は

物を片付ける行為そのものに「痛み」を感じているのかもしれません。

 

「快感」と「痛み」を感じるポイントは人それぞれ違います。

 

なので相手にこうしてほしいと伝える時は

それをやることで起こる相手の「快感」と

やらないことで起こる相手の「痛み」を引っ張り出して

当人の代わりに整理してあげるといいでしょう。

 

楽をしたいから

面倒くさいから

 

というのが典型的な「快感」と「痛み」ですが

なかなか認めたがらない人は多いものです。

 

なので

それを避けることのデメリット(痛み)と

それを実行することのメリット(快感)を

相手の価値観に立って考えてあげることが

相手を説得する近道になります。

 

でもこれって相手に仕事をやってもらう時に

瞬時に相手の「快感」と「痛み」を引き出して

その価値観に立って考え説得する

なんてできないですよね。

 

つまり普段からのコミュニケーションが必要だってことです。

ここで相手の「快感」や「痛み」が分かるレベルに達していれば

お互い信頼関係ができあがってます。

 

信頼関係があればアドバイスだってお願い事だって

聞いてくれる可能性は上がります。

 

相手を説得する近道とは

・普段のコミュニケーションで信頼関係を築いて

・相手への思い込みを捨てて

・何に「快感」と「痛み」を感じるのかを知った上で説得する

 

ということになりますね。