自分のココロに気づくブログ

不安や悩みと向き合う切っ掛け

豊かなライフスタイルを考える

最近ライフスタイルという言葉がキーワードになってきているようです

 

これもテクノロジーが進化して

憧れの商品の値段が下がり、モノが余り出して

”昔の三種の神器”といわれた

カラーテレビ、洗濯機、冷蔵庫

じゃないけれど

 

もうモノ自体にステイタスを感じる時代は終わってしまいました

 

困っているのはモノに携わっている人たち

何を作ったら売れるのか?

全く分からなくなってしまった様子

 

そこで昨今のヒット商品の特徴と言われているのが

「ライフスタイルを変えるモノ」

 

スマホしかり、シェアビジネスしかり、サブスクしかり、自動運転しかり

 

 

ではこれらを満喫すれば

豊かなライフスタイルと言えるのでしょうか?

 

あなたはどう思いますか?

 

今日は豊かなライフスタイルについて考えたいと思います

 

この記事を読めば

今のあなたを見つめ直す切っ掛けになって

持続可能で豊かなライフスタイルのイメージを持てるようになります

 

目次

[:contens]

 

1.豊かなライフスタイルとは

あなたにとって豊かさとは何ですか?

。。。

。。。

。。。

これ案外ぱっと言葉で説明するのキツくないですか?

 

もちろん人によって何を豊かと思うかは十人十色

特に今の世の中は色んな価値観が細分化してきてると思いますし

 

イメージの話になりますが少なくとも

物質的には、生活を脅かすような不足はない

精神的には、穏やかでゆとりがある雰囲気ではありますよね?

 

ではちょっと前、失われた30年の前、1990年より前、

ちょうど親の世代を見てみましょう

 

親の世代はある意味、モノがステイタスという感覚が残っていました

この時代の手に届くレベルの憧れは

 

・仕事がある

・一軒家をもっている

・車がある

・大型連休には家族で旅行に行く

 

こんな感じのライフスタイルでしょうか?

あなたはこんな家庭で育ったかもしれませんね

 

これ、今の時代で考えるとどうですか?

価値観の違いは置いとくとして

これを実現するには案外収入に余裕がないとできないですね

 

今の日本人の平均収入が400万円台

平均レベルではこのライフスタイルは無理でしょう

 

家と車はローンとしても

家族旅行は敷居が高い

 

まだ年功序列や終身雇用、退職金もらって年金ももらえるから

60歳で定年したら後は悠々自適と言われた時代です

 

つまり仕事に対する精神的な不安がほとんどないわけです

 

今の時代はどうでしょう?

先行き不透明、親からは安定が一番といわれるけど

何が安定なのか分からない

 

公務員ですら不安定時代

 

こうなるとこれからの「豊かなライフスタイル」は

前例のないものにならざるを得ない感じです

 

 

2.ライフスタイルを考える材料

では新しい「豊かなライフスタイル」を考えるにあたって

どんな材料があるでしょう

以下の3つの角度から見ていきましょう

 

① これからの社会情勢

② 便利追求型の消費志向

③ 稼ぐ力

 

① これからの社会情勢

これからの社会と言えば、少子化・高齢化、

特に高齢化は人生100年時代と言われています

 

このため、今まで国民の生活を支えてきた

社会システムは歪(ひずみ)が出始めています

 

また世界競争力のある製品がすべて装置産業による大量生産

で作られるようになって

匠の世界のモノ作りが得意だった日本は世界の舞台に立てる

企業はほんの一握りになってきてます

 

その一握りの企業も世界レベルのコストと闘わなければならず

苦しい戦いを続けています

 

なので

リストラなどで調整してきたわけです

 

これは会社の名前はビックだけど

そこの社員だからといって安定なんて言えない状況

 

つまり世界市場で戦う事業に携わるもの一部

それ以外は他の市場を見つけなければ仕事が

みつからない事態になります

 

いざ3K(キツイ、汚い、危険)のブルーカラー業界も

安い賃金の外国人労働者、主に技能研修性たちであふれ

日本人の雇用はかなり少ないのが現状です

 

この社会情勢を考えた時、

豊かなライフスタイルのイメージ湧きますか?

 

② 便利追求型消費志向

テクノロジーの発展で身の回りがどんどん便利になってきました

 

もっと便利なもの・もっと便利なもの

というのが消費者に買う行動を取らせてきました

 

便利とは何か?

 

結局、時間を短くしてくれたものと言えるかもしれません

 

これまで人間が手や目や身体などを使ってやっていた作業や仕事を

機械が肩代わりしてくれるようになったわけです

 

でもそこで「生まれた時間」の実感がないですよね?

空いた時間に他のことが次から次へと入り込んで

ぎっちり埋めてしまってるんですね

 

だからゆとりを求めて ”もっともっと” の連呼が止まない

 

おかげで

かえってゆとりの時間は失われて

五感は使わないから鈍る一方

自然と考えなくてもできることが増えてしまった

 

個性個性と言いながら

皆で同じ格好したがる、同じ言葉を話して安心する

ようになってきてしまいました

 

さて、便利が人間にもたらせたものは

人間らしさの放棄と言えるかもしれませんね

 

この観点から「豊かなライフスタイル」をイメージできますか?

 

③ 稼ぐ力

お金で買うことである意味の

「豊かなライフスタイル」は手に入りそうですよね?

 

今まで社会情勢、便利という観点では豊かさを感じる

余裕はなさそうでした

 

お金があれば何とか

と希望が見えてきました

 

でも、これも厳しいですよね

 

他の記事にも何度も書いてますが

人生100年時代だと70~100までの30年間

全員自分の力で稼がなければ少子化・産業空洞化の日本は

立ち行かなくなります

 

何人の人がこれに気づいて自分で稼ぐ力を鍛えていけるか?

気づかずに何も稼げない人の方が圧倒的に多いとなると

自分の分だけ稼ぐのでは全く足りなくなりますよね?

 

お金に希望を見出したけど

これもダメなのでしょうか?

 

3.人生100年時代のライフスタイルを考える

まず世界と伍していける日本の産業はごくわずかで

そこに携わる人以外の人たちはローカルビジネスに

活路を見出すしかありません

 

日本の国土資産に見合う人口は8000万人とのこと

これは江戸時代の日本の人口とイコールです

 

現在日本の人口1億3千万弱

これからどんどん減っていって2060年に8700万人

と予測されています

 

あと40年、国土資産見合いの8000万人を超える人口が

世界ビジネスで食べていければ何とか回る計算に

なります

 

大多数の受け皿になりうるローカルビジネスにフォーカスすると

地域ごとにそれこそ老若男女でコミュニティーを形成して

その中でビジネスを作っていくイメージです

 

自分で稼ぐ力のない人は

モノモノ交換、モノサービス交換、サービスサービス交換

でできることをやっていくしかありません

 

でもこれはできそうな気がしませんか?

 

人生100年時代

50歳までは世界とビジネス

70歳までは企業で閑職に甘んじながら自分で稼ぐ力を鍛える

その後はお互い助け合いながらローカルビジネスと支出を下げること

にいそしむ

 

このライフスタイルなら何とかなりそうです

 

でもそれで豊かと言えるのか?

 

この時の豊かさは既に物質的なものではなく

精神的なものしか追求できないでしょう

 

精神的な豊かさとは何か?

 

種の保存の法則にのっとれば子孫繁栄ということになります

 

ローカルビジネスで自然を少しでも戻す活動をして

子孫に残す

 

そういう精神を「豊か」と思える価値観にスライドしていくしか

ない気がします

 

4.さぁ100歳で豊かなライフスタイルを楽しむために動き出そう

社会情勢や購買思考からすると豊かなライフスタイルなど期待できない

 

でも稼ぐ力さえあれば国土資産に基づいたローカルビジネスを通じて

子孫につないぐことで「豊かなライフスタイル」を手に入れることができる

 

なかなか厳しいですが

絶望よりはずっとまし?

 

いえいえ、これが本物の「豊かなライフスタイル」へ舵をきる

絶好のチャンスと言えます